GRA 公式ブログ

NPO法人GRA ( https://gra-npo.org ),オートバイにいつまでも楽しく安全に乗れる環境作りと    人材育成を目標にしている NPO法人:GRAのブログです

2020年 あけまして おめでとうございます

   

新年、明けまして おめでとうございます。
昨年・2019年も あなたの関心とご支援のお蔭で、実りある一年になりました。
  
今年も、さらに一歩、前へと進んでいきますので、
どうぞ、変わらぬ 関心 と、ご意見やご指摘、ご支援をよろしくお願いします。


                                                                      NPO法人 GRA   代表   小林 裕之

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< FAQ > 何故、NPO ?

  

   GRA がNPO法人として活動している意図に、充分な理解が得られて
   いないと感じる事が度々あります。

   そこで、<FAQ> 形式で、説明コラムを掲載しましたので、ぜひ、
   ご覧下さい。


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【 公式Webサイト 】<FAQ> 何故、NPO
  
http://gra-npo.org/lecture/kokoro/FAQ_why_NPO/whynpo.html

 
        *     *     [ 以下、その内容の一部を紹介します ]     *     *
   
【 質問 】

GRAは、バイクの事ばかりを話題にして、それで NPO というのは無理があるのでは?
GRA writes only motorcycle topics, but isn't that a social contribution?


  
【 回答 】

確かに、生活に困窮している人々へ支援をしたり、環境問題や自然保護に尽力されている NPO法人は数多くありますし、逆にNPO法人ではなくて、オートバイの運転技術指導やイベント開催を長年続け、多くの人々に支持され、利益を安定して挙げている組織や法人も多くあります。
そういう方々と較べると、GRA の形態は多少変わって見えると思います。
    
ただ、私達・GRAは、オートバイを愛し、長年の数多くのイベント活動などを通じて得た知識や知見を数多く蓄積していますが、多くのライダーはそれらを得る機会が少なく、その為により良いオートバイライフにする機会が限られている事も知っています。そのため、蓄積した知識や情報を発信して、全国の多くのライダーと共有したいと考えて活動をしています。
多くを持っている人が、持っていない他の人と共有する事は、人として“普通の事”である様に、私達には利益という制限を超えて、NPO法人 として活動する責任があると考えているのです。

 

GRA believes that it is responsible for working as an NPO.
Because GRA has accumulated a lot of knowledge about motorcycles through many years of event activities, but also knows that many riders do not have a chance to gain that knowledge so they can not achieve a good motorcycle life.

It is normal for a person who has knowledge to transmit and share for someone who dosen't have knowledge, and this is why GRA is acting as a non-profit organization.

 

    
  
  

GRA ミーティング 2020 開催の案内です

  
GRAは、来年・2020年も、いつまでも、楽しく、安全なオートバイライフの向上を目指し、必要な情報や知識の発信活動を行ないます。
   
ついては、2月9日開催の『GRA ミーティング』の場で、皆さんの「意見」や「提案」も議題にして検討をしますので、ぜひ、皆さんの参加、または「意見」や「提案」の送信をお待ちしています。

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主な議題内容、検討結果などは、後日改めて、公式Webサイト上などで発表します。


【 GRAミーティング・2020 開催案内 】
http://gra-npo.org/schedule/meeting/meeting_2020%20top.html

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走ることも、教えることも、似ている気が

    
      今回、またしても入場時間に遅れてしまいました。
      代表より会場を借りている手前、入退場の管理に不備が及ぶと説明を受け、
      今後は遅刻厳禁で参加したいと反省しております。
 

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『 午前は 』
   
午前のカリキュラムは、他の参加者の方もおられ、それぞれの課題・目標に合わせてマーカーを設置して走行となりました。
従来と同様にブレーキングあり・なし交えて走行しますが、熱中するあまり独りで格闘してしまい代表より、どのように良くて、ダメだったのか?疑問があれば聞きなさいと指摘を受けました。
    
これが意外に難しく、走り出すとつい自分の乗り方の工夫にばかり熱中してしまい、「聞く」ことを忘れてしまいます。走る中で「聞くべきこと」と「数をこなして会得」することの切り分けができずに走り続けてしまいます。
思った走りができず余裕が無いことの裏返しなのだと思います。
    
全体的な問題点としては、コーナリング後半でフロントが外に逃げる感じで、ダルに曲がりながら接地感も薄く、リアの接地感は余裕があるのにアクセルを開けづらいという楽しくない状況が続きました。
ただし、タイヤが前後とも大変古く、摩耗も進んでいることからそもそも論外なのかもしれません。
   
   
 
『 午後からは 』
  
午後からは、新しく参加された方にアドバイスするということを経験しました。
自分が代表から教えて頂いたことを思い出しながらアドバイスすることとなりましたが、これもまた難しい。自分の経験や知識を言葉に整理して伝え、また強制にならないように、相手に自分で気づいてもらえるように、色々考えながらしゃべると自分でも何を言っているのかわからない始末。
ダメだなぁと痛感しました。(要は自分も判ってないってコトですね)
  
その後、会場全面を利用したコースを設営し、私がリクエストしていたトレイン走行も盛り込んでいただき、練習開始となりました。
  
で、やはり小林代表は速かった。
走りながらでも後ろの私のペースを見て下さり、あえてブレーキランプを点け、減速ポイントを見せてもらってついていくのがやっとでした。
また、複数のマーカーをつないで大きなコーナーとしてクリアすべきで、午前の練習のポイントと同じだと教えて頂いて徐々にタイムも上がるようになりました。
   
自身の感じた結論として、必ず2つ先のマーカーを見て、手前のマーカーに減速が必要か、2つ先のマーカーを曲がるには手前のマーカーをどのように曲がっておくべきか、を考えるとスムーズに繋がっていくことが感じられました。
   
1日通して感じたことは、コースを走ることも、人に何かを教えることも、どちらも似ているような気がする1日でした。

  

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< イベント記録 > http://gra-npo.org/document/record/2019/20191215.html




【 クリニック担当講師より 】

今回も、いつも以上に熱心に『 クリニック 』を受診されて、お疲れさまでした。 そして、おめでとうございます。
  
実は今回、拝見して、驚かされた喜びが二つありましたが、当日は充分にお伝え出来なかったので、ここで伝えます。
  
一つ目は、他の方の車両の動きを見て戴いた時の事です。
その方にはとても単純で簡単な運転操作をしてもらって、その時の車両を動きを見ただけで、「 リアタイヤが動いていない 」と、リアタイヤに充分な荷重が掛かっていない事、リアサスペンションの調整が必要なのかな? と判断された事です。
恐らく、以前であれば、そんな判断を明確に下すまでには至らなかった筈で、この半年間にご自身で何度も学習を繰り返された、とても貴重な成果で財産ですね。
   
オートバイの基本は、タイヤが荷重を受けて、路面にきちんとグリップする事ですから、その荷重の量を見て理解する能力はとても大切です。
あなたの提案で、装着されていた 社外製リアサスペンション ユニットの車高調整を行ないましたが、その車両の朝の状態よりも、確実に良い方向へと調整が進んだと私も確信しています。
更に、そんな調整の折々で、Uターン時の動きに安定感が増す変化を捉えて、あなたは「さっきより良くなってますよ」と 優しく伝えて、その方をサポートされていた事が大きな喜びだったのです。
   
そして、二つ目の喜びは、“ オートバイなりに、走ってもらう ” という、自然な走りをどんどん 身に着け、実践される様になった事です。
特に、午後 2時半から 行なう事になった「コース走行練習」では、確実にひと皮が、それも結構厚い “ひと皮” がめくれた走りを (最後の最後になってですが ・・)掴めていましたね。
   
オートバイなりに走らせるという事は、一番ロスや無理が無く、安全な走らせ方ですが、その “オートバイなり” という オートバイの物理的原則、オートバイの特性を理解して実践する能力が必要です。
それが、最後の 10分間余りで実践できた姿を見て、逆に羨ましくも思った程です。
   
そんな走りが実践できたのも、恐らくですが、以前、リアサスペンション の 調整をクリニックで要望出しされ、その設定(セッティング)が ほぼ(9割方)整っているからだと思います。
リアの設定が自身に合っているからこそ、先日のコースのポイントとなるセクションで、アクセル一つで綺麗なシュプールを気持ち良く描ける様になったのでしょう。
    
ただ、まだ、リアに合わせての「 フロント車高のバランス取り 」や、「 最大ストローク位置の調整 」などの要請出しはされていません。
今回、フロントの動きが気になったと思われたのは当然の事で、それらの 調整・セッティング が必要な状態だからです。
しかし、リアに較べて、フロントはずっと複雑で難しい、という事だけは伝えておきます。
    
是非、また機会がありましたら、次の『 クリニック 』(早くても 2020年 3月以降)の機会に、要請を出しては如何でしょうか。
また、それまでに、発見された、あの “オートバイなりの走り ” も 忘れませんように、期待しています。
お世話様でした。


                                                                                       担当講師    小林  裕之

  
< 追伸 >
 
オートバイにとって、イベントに限らず、走る場所や社会との関係は大切だと考えています。そのため、会場管理責任者の方とは、小さな約束から約束をしていない事まで、信頼を得る努力が私達の責任だと思います。
   
どうぞ、これからも変わらぬ協力をお願いします。
 
 

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1994年7月の イベント映像です 『 ジムカーナ特別練習会 』

  
以前、GRA が開催していた 『ジムカーナ特別練習会』での動画です。

ジムカーナ特別練習会 』とは、ジムカーナを通じてオートバイのライディングテクニックを向上させる事が目的の走り込み主体の練習会で、参加者は自身の走行レベルに合わせたグループに分かれて、一列になっての走行練習やタイムトライアルを行ないます。
 
1993年から始めたイベント企画ですが、走行練習時間の多さから多くの人に人気のあったイベントで、2年目となったこの動画のイベントでは 72名の人が参加しています。

【 寄贈された 映像別に紹介します 】





※ 当日の 「 コース図 」や「 リザルト 」、「 参加者一覧表 」は、下記の 記録ページに掲載しています

【 イベント記録 】http://gra-npo.org/document/record/1994/19940703.html




感想文です! 12/15 『 ライディング・セッティング クリニック 』

   
『 考えて走る練習、楽しい時間でした 』
 
 
当日の課題として「町中で使う小技として狭いところでのユータンを想定した千鳥、旋回からのUターン」に対して練習場所の割当て頂き、自分なりに練習コース設定して、走行させていただきありがとうございました。
 

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途中、走行を見ていただいた中で、左旋回の不自然さを指摘いただき、フロントフォークの整列を確認し調整後の左旋回で、整備の重要性を改めて確認する事ができました。
先日お店にて整備したフロントフォークのO/H後は動作が滑らかになったことに満足し、フロントフォークの整列については、あまり気にかけていませんでした。
     
午後からは、複合コースでのタイム計測で、走り込みによるタイムアップで、ライン取りの重要さ、アクセルの開けるタイミングを自分なりに考えて走る練習となり楽しい時間でした。
基本練習と応用練習により、多少なりとも体感する良い機会になりました。
     
今後も運転技術(安全に曲がる、止まる、加速する)の向上のため参加致したく、よろしくお願いたします。  
 

                                                                                        神戸市 250TR  さん
 
 

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【 クリニック担当講師より 】
  
先日は、『 ライディング・セッティング  クリニック 』へ来場してくださり、ありがとうございました。
250TRさんにいつも感心させられている事ですが、今回も、目的をはっきりと持って参加され、その上、他の方も熱心にサポートされた事に感謝を申し上げます。
   
さて、今回は フロントフォークオイルを交換されてからの参加という事で、ご本人は「フロントフォークの動作が滑らかになった」と改善を実感されて良かったです。
ただ、私がその改善を知らず、右と左のターン進入時の挙動が違っている事だけを見て、整列と締付けトルク管理を提案した事に、この場を借りてお詫びします。
   
当日は、現場で簡易的に フロントフォークの整列と締付けトルクの再整備を手伝いしましたが、前回参加された時の様な走行フィーリングには至らなかった様子だったのは残念でした。 いつもは、あの車体の細いフレームとフロントフォーク、そしてホイールリムが揺れる様な、少ないエンジンパワーと細いタイヤでの効率の高い走りが、練習走行コースのスタートからゴールまで見られたのですが、少し不安感を感じた様な走りに見えました。
それは、きっと、当日の気温の低さと 師走のお仕事疲れが原因だったと思います。
  
また、来年、暖かくなりましたら、ぜひ、他の方々への良き見本となる、いつもの走りを磨いて下さい。

 
< 一口メモ >

フロントフォークは、エンジンオイルと同様に、機械内部の摺動抵抗(部品同士が擦れ合う抵抗)を減らし、部品の摩耗を減らし、機械内部に発生する汚れを清浄する働きを任されていますが、使用期間や距離に応じて劣化が進みます。
したがって、定期的な交換がとても大切で、交換サイクルもエンジンオイルと同様なサイクルがお勧めです。
   
ただ、覚えていて欲しい事は、エンジンオイルの交換とは異なり、交換前と同じ状態に戻すのが難しい事です。もちろん、オイルが新しくなれば機械の動作は良くなりますが、注意すべき事は 交換前と同じオイル量にするのは難しく、5㏄ や 10㏄ の違いによって、走行場面によっては走行フィーリングに違いが生まれるのです。
   
実際、私はエンジンオイル以上に頻繁に交換していますが、メスシリンダーで計測する方法は問題外(理由はいづれ別の機会に説明します)で、油面レベル計測による交換でも同じにならない事を実感しています。
その為、フロントフォークの作動(感)を交換前と同じにするためには、交換前に一定速度で走行してからのフルブレーキで最大ストローク位置(残ストロークと言います)を記録しておいて、交換後に同じ計測を行なって交換前とのデータを比較するようにしています。
  
多くの方の場合、計測データを交換前と同じに戻す事は困難かと思いますが、それ程に フロントフォークのオイル量を交換前と同じにする事が難しく、場合によっては走行フィーリングに大きな影響を与えるという事だけでも覚えておくと、きっと、オートバイとの楽しい関係を築くのに役立つと思います。


                                                                               クリニック担当講師    小林 裕之
 
  

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12/19 『 整備・セッティング セミナー 』 開催リポート

  
12月19日は『 整備・セッティング  セミナー 』開催の日でしたが、会場の 大阪市中央公会堂の周囲は、クリスマスシーズン真っ盛り、夜のデートコース、インスタ用撮影に最適、祭り気分一色でした。

開催日の設定、間違っていたのかも知れませんね。

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https://twitter.com/GRA_NPO/status/1207953020161409029?s=20

twitter.com



『 イベント名称・変更を検討 』
   
会場となった 大阪市中央公会堂、外は喧騒に包まれてながら、18時から 始めました 『 整備・セッティング   セミナー 』でしたが ・・・・

悪い(?)予想が当たり、来場者は いつまで経っても現れない。
会社帰りの人の来場を期待して、何時でも来場・参加を歓迎しているのですが、10分、20分、と時が経っても ドアを開ける人はありませんでした。

そこで! この空き時間を利用して、来年・2020年の イベントの名称案を考えてみました。 現在 使用している名称よりも、 もっと親しみが湧いて、内容が推測しやすく、詳しくない人でも 参加してみたくなる名称へと変更を検討しているのです。
    
併せて、イベント中、2分以内の 短い動画を、1本以上発信して、どんな雰囲気で、どんな内容をしているのか? が 伝わるようにしたいと考えているのです。
  
名称案の件は、改めて 皆さんからの 意見を募集しますので、どうぞ、意見や提案をお願いします。
   

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・・・ で、結局、 20時30分、 今日は早目に閉じて帰宅しました。