政府もメディアも解除の時期の事ばかり話す。
もちろん、多くの人々にとって生活の質を取り戻す事に関心が向いているから当然だが、正しい治療法は無く症例も少ない中で闘病している人や面会さえ出来ずに待ち続けている家族、そして毎日感染の恐怖と戦いながらも充分な配慮されない環境で治療にあたる医療従事者の方々は数多くいらっしゃいます。どうして、そんな人達に心を向けないのか疑問しか浮かびません。未知のウイルスだからこそ一緒に協力して励まし合わなければならない筈なのに、行政だけでなくメディアさえも冷たくなる事を奨励し、盲目的につき従っていく多くの人々の姿は見たくないものです。
更に、視線を海外へと向ければ、日本は手遅れ行政に関わらず奇跡的に低い感染被害に留まっているのと対照的に、献身的に働き続けた医療従事者でさえ数多くの方々が亡くなる悲劇が起きているのです。
どうか、世界の一市民として未来を生きる気持ちを持っている人は、今だからこそ、海外で起きている事にも目を向けて欲しいと願っています。
それが、感染が拡大・蔓延している国や地域の人々の心情に寄り添い、世界の感染を収束へと向かわせる時に行なうべき事を考える事を少しずつ続けていきましょう。
それが欠けてしまうと、感染がほぼ収束した近い将来、感染被害を受けた世界の人々と心が通い難い人として判断されてしまうと危惧しているのです。
さて、メディアが首都ローカルの感染者や解除目途の話題ばかり出している日本の話題に移ります。
前回(5/17)に報告した際には 3600人程の方が治療中だったのですが、今回、5月21日時点では 2500人ほどになりました。もちろん、その減った人の数の中には哀しい結果も含まれます、が、一時は 1万2000人以上の方が病床に臥せっていた事を考えれば喜ぶべき事です。
その結果、退院率は 前回願った通り、約 80% にもなりましたので、次回報告の際には 退院率 85%以上、治療中の方が1500人位になっている事を願うばかりです。
出典 : 厚生労働省
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