人口1億人あたりの新規感染者数【感染密度】で各国で比較すれば、感染被害の深刻さの違いが見えます。
先ず欧州各国では、スペインを始めとしてフランス、ベルギー、オランダ、チェコ、そしてイギリス等は、4月当時の感染密度を多くの国が超えており、この一週間で更に高くなっています。同様に、他国と較べると異様と思える程に感染密度の指数を揃えてきたロシアも、抑え切れずにここ一週間で高くなり、トルコも同様な傾向で高くなっています。
一方、湾岸諸国との国交回復の為に夏頃から活発に交渉を進めてきたイスラエルは、異常に高い感染密度を示し続けた湾岸諸国に倣うかの様に、一気に感染密度をEUのどの国よりも高めています。
また、今一番心配な国はアンドラ公国です。高い感染密度のスペインとフランスに挟まれた小国は、その両国よりも高い感染密度を示しており、感染予防や医療面の支援に至るまで充分な支援を受けられず人々が恐怖の中で暮らしていないかと心配されます。
そして、アゼルバイジャンとの紛争が続いているアルメニアは、大規模な紛争開始に合わせるように一気に感染密度が高まり、停戦実現など事態が変化しない限りは更に悪化して、人々が更に追い込まれてしまう事が確実です。
出典 : OCHA
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