メディアは扇情的な報道しかしない為、新型コロナウイルスは世界的拡大中の印象が残りますが、実態は少し異なります。先々週の一日あたりの新規感染者数は 584,000人/日で、先週は 586,000人/日となっていて、決して拡大しているとは言えず、抑制されつつある傾向が分かります。
今後は、EUの主要国で 部分的なロックダウン政策が始まっていますので、次の一週間で感染者数の変動を確認するのが多少は楽しみになったと言えます。
しかし、一番心配な諸国は EU圏のイタリアやフランスなどの大国だけではなく、ベラルーシやポーランド、ルーマニアやウクライナなど東欧諸国では依然として拡大が続き、ロシアはワクチン完成を高らかに宣言しからも一向に抑制できずに拡大を続け、大国イランもそれに続き、トルコも症状の出て人だけの報告から陽性確認者の報告へと世界的な方法に改めて報告数が更に増える事が懸念されます。
更に、バルカン半島諸国、例えばジョージアやセルビア、クロアチアやブルガリア等の諸国では感染拡大が更に進んでおり、現在の医療体制での検査・治療体制からワクチン入手まで、今後、半年以上の期間は目が離せない地域になる可能性があります。
ともすれば 情報発信能力が高く、経済的にも文化的にも世界から注目を集めやすい EUの大国だけを見て世界を見た意識に陥りますが、より注目を浴びずに医療水準も低いと思われる諸国での状況にも心を留めておく必要があります・
出典 : OCHA
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