新型コロナウイルスによって受ける影響は、都道府県によって人口や感染密度が異なる為、単純に感染した人の人数を比較してみても実感とは異なります。
そこで、都道府県別に、新型コロナウイルス禍に 新たに感染した人の人数 と 前週と比較した増加率、そして 都道府県の人口あたりの増加した感染者数割合などを一覧表にまとめています。特に 被害と影響が悪い箇所は黄色で欄を塗り、良い結果を出している箇所は薄いピンク色で欄を塗って識別しています。
この表を見る限り、関東と関西の都市部での感染が最近一週間で更に拡大している事が明白で、特に 東京都の【感染密度】の高さは 12月から行なっている独自の対策が有効に働いていない事も示しています。
また、栃木県では新規感染者数の増加度が高く、緊急事態宣言が発出された理由にもなっていますが、長崎県や福岡県、熊本県でも人口あたりの新規感染者数【感染密度】が高く、大都市だけの感染と捉えず、更に有効な対策が急がれると推察されます。
他に徳島県では、この一週間で人口あたりの重症者率が一気に高まる程に、多くの重症者が報告されていて、医療体制での非常事態が訪れてしまっていると推察されます。
どちらにしても、今回の感染拡大を想定せず、事前のきめ細やかな対策を練らず、しかも緊急事態宣言の発出などの時期が明らかに後手な状態で、全国地方自治体が緊急事態に陥っている事は明白です。
メディアも、残り病床数や病床使用率だけ緊急度を報道するのではなく、人命を失う事が最大の損失である事を常に報道し、病床に空きが増える事は一方で亡くなった人が居る事も併せて報道を行なう自覚を求めたいものです。
出典 : 厚生労働省
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