GRAでは、活動形態の見直しに伴って、資機材の整理を進めています。そして、その機材を機会がある度に紹介して、辿ってきた道程を断片的に知って欲しいと考えています。
今回は、前回のゼッケン(ビブス)の紹介に続いて、トランシーバーとケースを紹介します。
『 トランシーバー 』
広い会場を使ってイベントを開催する際、会場の各部で配置に着いている担当スタッフとの連絡用に使用していた通信機器です。購入は 1993年頃、ソニー製の特定小電力トランシーバーを13台と、イヤホンタイプとヘッドセットタイプのマイク&スピーカーを各10セット、ハンドタイプの通話機を3個を揃えて使っていました。
ただ、全員スタッフ全員参加制と言って、専任の運営スタッフは置かず、参加者が全員でスタッフ職を分担をするという運営システムだったので、スタッフ職の煩雑さを下げる配慮をする内に、トランシーバーの使用率も下がり、やがて使わなくなっていた機器です。それから、電池を抜き取り、ケースに納めて屋内保管をしていたのですが、確認を改めてしてみると、動作しなくなっているものもある状態でした。
Webオークションサイトなどを確認すると、ジャンク品でも相応の金額で取引されている様ですが、もし、現状渡しで引き取って下さる方があればご連絡下さい。 希望者が無ければ廃棄処分の予定です。
『 光電管セット用ケース 』
よくあるコンテナタイプのプラスチックケースですが、廃棄処分の為に内部を確認していて、素敵なレイアウト図が蓋の裏面にある事に気付きました。
レイアウト図に書かれているのは、タイム測定用機器を収める配置図で、左に TAGホイヤー製の測定機本体を収め、中央に2セットの光電管ユニットと反射板、そして右側には測定機本体に光電管ユニットから測定信号を送信する為の2組のトランスミッターを収める様に指示してあります。
何故、このレイアウト図を紹介したかと言えば、GRAではイベントで使用する機材は参加した人が持ち帰りや搬入を分担し合っていたのですが、大型の専用ケースに収まっていたタイム測定用セットを、オートバイでも運搬できる様に、誰かが自発的に行なってくれた工夫の跡だからです。
オートバイのリアシートに収まる大きさのケースと衝撃緩衝用のスポンジを購入して、このレイアウト図を書いてくれたお蔭で、誰でも容易に運搬が可能になり、自発的にイベント開催を支援する人々の繋がりによって、年間40回のイベント開催もこなす事が出来ていたのです。
数多くのイベントを開催してきた GRAですが、その陰には、目立たないけど自発的で熱い支援の輪を繋げてくれた方々の存在があっての事と、知ってもらえると幸いです。
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