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新型コロナウイルス、国別・人口あたり新規感染者数(12月 8日現在) / COVID-19 cases per population by country, as of December 8, 2021

   
COVID-19 cases per population by country, as of December 8, 2021
世界各国の感染状況は、人口あたりの新規感染者数【感染密度】で比較しなければ、その被害の深刻さの判断は出来ません。この一覧表は、各国の【感染密度】(人口1億人あたり日別・新規感染者数)で、深刻度が高くなっている程に欄を濃い色で塗り分けています。


『 世界の国別・日別、感染密度推移一覧表 』
New infection case per popuration by country and day

全世界での新型コロナウイルスによる感染状況は、欧州で感染爆発と言える程の感染拡大が起きていますが、それ以外の地域では目立つ感染拡大はありません。
そして、その欧州で新規感染者数が一気に増えている要因は、東から西へと、その感染地域を広げながら移動し、且つ、感染拡大した各国で過去最多の新規感染者数を更新し続ける状態だからです。その一例は、ドイツの感染拡大は一向に止まる様子はなく、【感染密度】は 10万人/1億人を超える最悪レベル直前で、フランスでも一気に感染者数が拡大を記録し、先週までは目立たなかったスペインやポルトガルでも過去最多レベルの新規感染者を記録し始めています。以上の傾向から、今後 数週間は 欧州を中心にした感染爆発は続き、世界全体の新規感染者数を押し上げ続けると思われます。

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心配されるのは、欧州以外の地域で感染拡大が起きる事です。が、変異株・オミクロン株の発見が良い影響を与える可能性もありそうです。正確には、オミクロン株の解析が出る 2~3週間後頃にならないと判断できませんが、世界各国はオミクロン株による感染拡大を恐れて、一時は国民生活と経済回復の方向へと切った舵を改めて、入国規制や検疫体制の強化、ワクチンの追加接種の強化策を次から次へと打ち出しているからです。



『 今後は、新規感染者数と同時に、死亡者数の確認が必要 』

なお、昨年末、欧州各国で感染爆発が発生した時と今回と異なるのは、欧州各国は昨年の様な厳しいロックダウンを行なわないと見られる点です。
その理由は、国民生活の不安要素や経済損失を減らす事ですが、同時にワクチン接種によって、昨年より遥かに重症化や死亡率を減らしているからです。そして、ワクチン未接種者が新規感染者数を押し上げる原因になっていると判断して、未接種者への接種促進と、追加接種の政策を進めている点が昨年と大きく異なる点です。

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従って、今後は単に新規感染者数だけに注目して被害レベルを判断するのではなく、重症者数や単位人口あたりの死亡者数で被害レベルを解析する必要がありそうです。 その解析を行なう事によって、各国の感染対策の有効性がより正確に判断できるでしょうし、日本の政策にも活かせると思われます。


なお、情報出典元の OCHA とは「国際連合人道問題調査事務所」の事です


Source:#OCHA   ( https://www.unocha.org/
#COVID19
#オミクロン株