COVID-19, New Infections and Number of Infections per 100 Million People by Country and Day worldwide, As of February 2, 2022
『 世界全体での新規感染者数 / Changes in the number of new Infections worldwide 』
昨年12月以降、欧米を中心に感染拡大が発生した新型コロナウイルス禍ですが、主要な欧米諸国では新規関感染者数は減少へと転じた様子を示しています。
しかし、主要な欧米諸国を除く世界全体の新規感染者数は増加を続けており、まだ気が向けない状況が続いています。
『 新規感染者数一覧 / New Infections by Country and Day 』
英国、仏、独、伊、スペインなど主要な欧州諸国での新規感染者数は若干減少傾向を示していますが、ポーランドやチェコ、ルーマニアなどの東欧・バルカン半島諸国では感染者数が一気に増えています。特にロシアでは、 1日に14万人以上の新規感染者数が報告されるなど、急拡大で一か月前の10倍近くになっています。
またイスラエルでも、世界に先駆けて4回目接種を行なうなど積極的なワクチン政策にも関わらず、過去最多の新規感染者数を記録する深刻な状況に陥っています。
南米では、アルゼンチンとブラジルを始めとして、過去最多の新規感染者数を記録している状態が続き、オーストラリアも過去最多の新規感染者数を記録し続けるなど、世界各国で “オミクロン株” 特有の感染状況が色濃く表れています。
『 【感染密度】国別・日別一覧 / New Infections per 100 Million People by Country and Day 』
人口1億人あたりの新規感染者数【感染密度】を確認すれば、感染や接触者として隔離される人が人口に占める割合が分かり、隔離によって 保健や医療、教育や消防、警察など公共サービスが受ける影響のレベルが推測できます。また、同様に企業や店舗などの活動も影響を受けるので、隔離政策が続く限り、【感染密度】が高い国ほど社会的な機能が損なわれ、経済的機会の損失と社会的同様の原因に繋がり易くなります。
“オミクロン株” 特有の感染力が高い特性の為か、世界各国の【感染密度】はオミクロン株以前の状況と比較すれば大変に深刻な状況に陥っている事が分かります。一方、重症化傾向が小さい “オミクロン株” の特性やワクチン接種効果、治療薬の普及開始などもあり、重症化して死亡する人が少ない事を指標に、世界各国で行動規制や国境管理規制の緩和を始めています。
しかし、「感染者数あたりの死亡者数」が抑えられているとしても、欧米諸国での「死亡者数」を確認すれば、過去最多の死亡者数を記録するなど、決して感染被害が抑えられている状況に至っていない事は明らかです。
今後は、「新規感染数」に注目した対応を進めるのではなく、重症化や死亡する人の人数や割合を注視する必要があるでしょう。
※ 各国の感染対策の指標となる、『国別・日別死の死亡者数』と『各国の人口あたりの死亡者数』(死亡密度)は、後日改めて発信します。
※ 情報出典元の OCHA とは「国際連合人道問題調査事務所」の事です
Source:#OCHA ( https://www.unocha.org/ )
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