COVID-19 Deaths and Number of Deaths per 100 Million by country and day, As of February 2, 2022
『 世界の主要地域別・死者数の推移 / COVID-19 Deaths by major region 』
世界の多くの国では、“オミクロン株” の特性やワクチン接種の浸透などにより、重症化や死亡に至る率が下がっているとして、感染防止の為の行動規制などの緩和を進めています。
国民の生活面での不満や経済面での損失を考えれば当然と思われている政策ですが、世界の死亡者数の推移を確認すれば死亡者数は一気に増えており、人命を守る対策が不十分なままの “見切り発車” 同然に思えます。
米国など北米2ヶ国では過去最多の死亡者を記録し、欧州5ヶ国やインドも増加の一途ですし、それら以外の国々は更に一気に増えている事ははっきりしています。
『 国別・日別、死亡者数一覧 / Deaths by country and Day 』
『 人口あたり死者数、国別・日別一覧 / Deaths per 100 Million People by Country and Day 』
人口が異なる国の死者数を比較して話題にする事ほど無意味な事はありません。人口あたりの死者数【死亡密度】を見れば、各国の被害状況がはっきりと理解できます。
【死亡密度】の数値に合わせて欄を色分けしてあるので、深刻な状況に陥っている国や地域などがはっきりと識別できます。
英国など西欧諸国では、新規感染者数が過去最多を記録し続けている割には、死亡者の割合は最も深刻な状況ではない事が分かりますが、一方、ロシアを始めとする東欧の諸国では死亡する人の割合を下げる事が出来ていない事を示しており、ワクチンを始めとする医療体制などの違いが影響している可能性もありそうです。
また、米国は死亡者数を充分に抑えきれていない事が明らかで、反ワクチン活動の他に保険医療体制を含めた課題などが影響している事が考えられます。更に、注目すべきはイスラエルです。世界で最も先駆的にワクチン接種を進めたにも関わらず、2回完全接種率が 60%程に留まり、異常な程に一気に死亡者数の増加を記録しており、同国の複雑な国民事情が関係している可能性を窺わせます。
なお、情報出典元の OCHA とは「国際連合人道問題調査事務所」の事です
Source:#OCHA ( https://www.unocha.org/ )
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