『 新規感染者数と治療者数 』
まん延防止措置の発出などの効果もあり、順調に減少を続けていた新規感染者数ですが、約2週間前から増加を始めて、先週も更に増加が続き、治療者数も増加し続けています。今後懸念される事は、韓国やニュージーランド、上海などで発生している、急激な感染拡大が日本国内でも発生する事です。感染拡大の原因と言われる、 “オミクロン株” の亜種である「BA.2」は日本でも広がる事が充分に予想されていて、今後さらに感染拡大を記録すると思われます。
その対策としては、“下水PCR検査” を全国の主要都市で行なう事が必要だと考えられます。韓国の様に PCR検査の試薬などの体制が充分に整えるより、上海の様にロックダウンを行なって全住民の PCR検査を行なうよりも、無症状者を含めて[BA.2]の広がり状況を正確に把握するのに最適な方法だからです。
『 重傷者数 と 死亡者数 』
新規感染者数の増加に対して、「死亡者数」は順調に減少を続けています。その要因は、新規感染者の傾向が高齢者層から体力に余裕のある若年者層へと移っている事と、治療薬を含めた治療体制が更に整ってきた事による結果だと思われます。
仮に、このまま「死亡者数」が減り続けて、“致死率” が更に下がっていった場合、例え「新規感染者数」が更に増加したとしても、まん延防止措置が発出される可能性は低いでしょう。また、「濃厚接触者」の特定や隔離指示なども削減されると思われます。
そうなった場合、行政主導で新規感染者を減らす政策が少なくなる分、私達は一人ひとりの自覚で、自ら感染せず他者へ感染を広げない意識と行動が求められるでしょう。
出典 : 厚生労働省
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