COVID-19, New Infections and Number of Infections per 100 Million People by Country and Day worldwide, As of May 4, 2022
『 世界全体での新規感染者数 / Changes in the number of new Infections worldwide 』
2022年1月、“オミクロン株” の感染拡大によって、過去と比較できない程に記録的な感染者数を記録しましたが、順調に減少が続いて、ようやく “デルタ株” で記録した感染者数のピーク値以下にまでなりました。世界的な傾向を見れば、欧州や南米を中心に順調に減少が続き、アフリカ諸国では目立った感染拡大はないまま続いています。が、一部地域や国々では、何故か数多くの感染者数を記録し続けています。
その筆頭が オセアニアの オーストラリアとニュージーランドです。両国共に感染者数を米国などと較べると少ないのですが、人口に対しての新規感染者数【感染密度】で見ると、世界で最も多くの感染者を記録し続けており、それによって人口あたりの死亡者数【死亡密度】も最悪レベルになっている事が問題です。また、韓国は、一日で 60万人を超える新規感染者数を記録し、人口あたりの死亡者数でも世界で最悪レベルを記録し続けていましたが、徐々に新規感染者数も死亡者数も最悪レベルから一歩脱しつつあります。
なお、同じく東アジアの台湾も深刻な状態を呈しています。 5週間ほど前、厳格な水際対策の緩和を進めたところ、新規感染者数が一気に増え続けて、【感染密度】を見れば、世界最悪レベルへと突入して更に増えていく様子で、丁度、ニュージーランドが規制緩和以降に辿った結果と同じです。
世界は パンデミックへの対応に慣れてしまったのか、過去と比較する事が出来ない程に多くの「新規感染者」を記録しても、まったく話題にさえならない今、最も深刻な被害である、「死亡者数」或いは人口あたりの死亡者数【死亡密度】に注目すべきでしょう。 また、人口に占める感染経験者数の割合にも、“集団免疫” が期待できる国を見定める意味で、注目すべきだと思われます。各種の感染対策規制の緩和を進めるにしても、30%を超える国民に感染歴がある英国と、10%以下の国とでは、 “集団免疫” 効果によって緩和後の死亡者数割合が異なってくると思われるからです。
『 新規感染者数一覧 / New Infections by Country and Day 』
『 【感染密度】国別・日別一覧 / New Infections per 100 Million People by Country and Day 』
この【 感染密度 】(人口1億人あたりの新規感染者数)を確認すれば、新規感染者数の増減レベルが一目でわかり、他の国との感染状況の比較が容易になります。また、人口あたりの新規感染者の割合によって、治療や療養で社会参加できない人の割合を推測でき、社会機能の維持レベルや経済的損失などを考察するベースにもなります。
※ 情報出典元の OCHA とは「国際連合人道問題調査事務所」の事です
Source:#OCHA ( https://www.unocha.org/ )
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