先日(7/24)、“パイロン50本とコーンバー20本” が、一括で引き取られました。
そう、思い出と誇りが詰まった “ 遺品 ” が、見知らぬ人に引き取られました。
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どんな人の所へと行ってしまうのか、とても心配をしていましたが、実際にお会いすると、礼儀正しく誠実そうな人でした。 そして、建設現場の仕事をされているとの事だったので、これで彼らも、毎日、一日中外で働き続けるのでしょう。
何も知らない人から見れば、パイロンはパイロン、使わなくなって保管しているだけなら、ただの遺物でしょう。 しかし、全国各地の方が、無償で手分けして持ち帰り、大切に屋内保管して、開催イベントへ参加時に搬入してくれた器材の一つです。私にとっては、多くの人の想いがこもった器材であり、共に歩んできた思い出が詰まった、誇りある “遺品” です。
引取り手が見つかった日から、急に “せつなさ” が感じられ、どんな人かと、心配にもなった程でした。 まだ整理すべき器材は多くあります。新たな活動方向へシフトする為にも、処分は進めなくてはいけません。しかし、この “せつなさ” には慣れたくない気持ちで一杯です。
最後に、建設現場をされている彼がパイロンを見た時の第一声を報告します。それは、「 あぁ、とても綺麗なパイロンですね~」でした。
イベントでの使用回数は30回以内(30日以内)で、屋内保管が基本ですから、現場の人にはそう見えるのでしょう。今度、街中で彼らに再会したとしても、きっと、精悍な顔つきに変わっているのでしょう。
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