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日本の新型コロナウイルス 感染者数と治療者数の推移、一週間毎の変化傾向 (2022年 9月 16日現在)

『 新規感染者数と治療者数 』

“第7波” 感染による「新規感染者数」は順調に減少を続けていますが、“第6波” で 2月に記録した「新規感染者数」のピーク数と同程度に下がったに過ぎず、まだまだ深刻な感染の真っ最中です。感染によって死亡する人を防ぐ為には、現在の「新規感染者数」を 1/10 程度に下げる事を最も重視すべきで、単にピークを過ぎたとして、安易に感染防止規制を緩和する事は避けるべきです。

■ 新規感染者数は減少して、やっと第6波の最多人数
■ 死亡者防ぐ為に、感染予防の規制継続が必要


「感染割合」(人口あたりの感染経験者の割合)が 50%以上を記録している主要な欧州各国とは異なり、日本では 20% 以下に留まっているため、集団免疫期待度や社会的感染抵抗力が低い状態です。その為、欧州各国は経済対策やエネルギー問題解消へと政策の焦点を移していますが、残念ながら、日本で同様の政策を採れば、“第8波” 以降で大きな被害を受ける可能性を排除できないでしょう。



 

『 重症者数 と 死亡者数 』


感染 “第7波” による「感染死者数」は過去最多を記録した後、2週連続で減少を続けていますが、一週間で 1200名を超える人々が亡くなるなど、昨年までのどの “波” よりも深刻な結果を残し続けています。そして、それ以上に深刻な傾向は、「重症者数」が昨年以降で最も少ないレベルに留まっているのに、「感染死者数」が最多を記録している事です。

行政やマスコミは、昨年までの傾向を反映してか、「重症者数」の報道を繰り返していますが、多くの人々が重症と認定されて充分な治療を受ける機会が無いままに亡くなっている事実を問題視すべきです。この問題の原因を直視せず、有効な解決策を行なえず、ただ「新規感染者数」が減少するのを待ち、同時に経済対策の為の様々な感染予防規制の緩和を進めるならば、次の “第8波” で更に多くの人々が亡くなる事を防ぐのは難しいでしょう。

■ 重症者数は少なく、死亡者数が多い現状は変わらず
■ 下水の PCR検査の導入で、本格的な感染対策が必要


今年に入ってからの感染 “第6波” と “第7波” で多くの「新規感染者数」を記録した結果と、国内でのワクチン接種率が昨年末には世界的に最も高いレベルに到達していた事を考慮すれば、接種自体に感染を防ぐ効果は充分とは言えません。同時に、今年に入って過去最多の死亡者を記録している事から、現状の医療体制では死亡を充分に抑制する事が出来ていない事も示しています。
充分な対策を行なうには、2020年当時より求められていた【 下水の PCR検査 】を本格的に導入して、人々の発症と検査結果を待つのではなく、全国的な感染状況を発症以前から正確に把握して、必要な対策を発症以前に採るシステムを確立しなければいけません。

 

出典 : 厚生労働省

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