GRA 公式ブログ

オートバイにいつまでも楽しく安全に乗れる環境作りと人材育成を目標にしている NPO法人:GRAのブログです ( 公式Webサイト : http://gra-npo.org )

熱中!の 『 GRA講習 』 開催リポート ! (7/24 開催)

7月24日に初めて開催した新企画『 GRA講習 』の開催報告をします。


【 GRA講習とは 】

『 GRA講習 』は、 一般的な オートバイ講習会とは少し趣向が異なります。
一般的な講習会などは、色々なセクションを走行する事がメインで、“慣れる”事を主体にしていますが、『?GRA講習 』ではオートバイの仕組みやメカニズムなどの基本を正しく“理解する”事によって、より正しいライディング技術を身に付ける事を目標にしているのです。

その理由は、オートバイの構造や運動原理を正しく理解すれば、それに合わせた正しいライディング技術が身に付きやすくなるのは確実だからですし、より正しい整備やセッティングを施したオートバイはより正しい操作方法をライダーに伝えてくれるので更に上達しやすいからです。


【 テーマはブレーキ 】

そして、初回となる今回は“ ブレーキ ” をテーマに、構造からメカニズムを理解して、正しく効率の良いブレーキングを体得する事を目指しました。

実際の走行練習でも、一般的な講習会で行なわれている 急制動だけではなく、狭路での制動や片手での制動、そして旋回ブレーキなどの走行練習を行なって、参加者それぞれにテーマや課題を見いだせたと感じています。

ただ、ブレーキのメカニズムの理解と整備知識を広げるためにブレーキレバーの取り外し、レバー各部の構造上の特徴と整備のポイントの解説、マスターシリンダーキットの交換頻度、それにブレーキキャリパーの 分解と整備知識などへとレクチャーを進めましたが、 参加者毎に それらの知識の理解度が大きく異なる上に、実際に 整備 を行なった際の変化などを体験する段階までは進めなかったのが今後の課題として残りました。

例え整備レベルの内容であっても、参加者自身がある程度の整備を行なう意識が無ければ、それらを体験・実感する講習は難しいものです。
次回以降は、踏み込んだ整備ではなく、空気圧の変化によるブレーキ感覚の変化や、非接触式赤外線温度センサーを併用したブレーキ感覚と空気圧とタイヤ表面温度の関係を実感するレクチャーを 組み入れると良いかも知れません。

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【 応用練習はノーブレーキ走行 】

意外に知られていない事ですが、オートバイの基本的操作を身に付けるには“ ノーブレーキ ”走行がとても有効です。

ブレーキを使用しないで、旋回時の旋回ブレーキを利用した走行練習をする事により、オートバイ本来の運動特性が理解しやすくなる上、旋回時に必要なブレーキング操作の量や操作ポイントを身に付けるのに最適な練習だからです。

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【 最後は、全員でタイムトライアル 】

タイムトライアルとは、その日のテーマに合わせて新しく設定した測定用コースを、一人ずつスタートからゴールまでの走行タイムを測定するものですが、実は安全運転に大きな効果がある事が知られています。

一般路上を走行する際、想定とは異なる道路や交通状況に遭遇した時に事故が発生しやすいものですが、タイムトライアル走行はそれを疑似体験して適切に対処操作する事が求められるからです。

何度も走り込んだ練習コースをスムーズに走れるのは当たり前の事で、本当に必要な技術は、タイムトライアル走行のように、初めて走るコースであってもスムーズな走行が行なえる事であり、それが真の力(実力)だと考えて間違いはありません。

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当日のタイムトライアルコース図

 

熱中症 と 今後について 】

実は、当日のコース作成時には、コース設計担当:小林 は熱中症気味になってしまい、残された能力をコース設計に廻したためか、参加者の方々の名前を一時的に失念してしまった程でした。( 熱中症認知症? )

どうぞ、夏の暑い時期、充分に熱中症にはご注意ください。

また、『 GRA講習 』の カリキュラム内容 や 進め方などで、アイデア や指摘、意見などを寄せて下さい。
これからも、『 GRA講習 』の内容を充実させていきますので、ご期待下さい。

なお、次回 9月開催時のテーマは 「 90°ターン 」を、11月開催時は 「 180°ターン(Uターン) 」を予定していますので、ご期待下さい。


※ 参加者の感想文 など、当日の資料は下記のサイトから ♪

http://gra-npo.org/document/record/2016/20160724.html