基本講座・車両セッティング編
オートバイとライダーにとって大変に不幸な事ですが、僕が知る限り、日本では “車体アライメント(整列)” がとても軽視されています。例え、ライダーが乗り難さを感じても、旋回時の左右で挙動の違いを感じても、それを乗りこなすのがライダーの “腕” と広…
source : Motor Trend フォードムスタングの話題ですが、特にこの車に興味があるのではなく、そのダンパーを含めたサスペンションの構成にとても興味が惹かれたので、ここに共有します。何しろ、高い性能を誇る マルチ マチック社製のダンパーが 本来の性能…
現在、GRAに対して質問を寄せてくれた方への回答として、Q&A 記事を作成中です。そして、その記事の為にイラスト資料を数点新しく作成しているのですが、「サスペンションのセッティング」用のイラストを作成しましたので、先ずは、ここで紹介します。『セッ…
source : Cycle World Magazinehttps://x.gd/yHZ02 次々と意欲的なデザインの車両を発表している、中国の BENDA Motorcycle が新たに発表した「BENDA Napoleon 250」を先ずは見て下さい。 First of all, take a look at the newly announced "BENDA Napoleon…
リッタークラスのツーリング車やミドルクラス以上のスーパースポーツ車に乗っている人は必見の記事を作成しました。 This article is a must for anyone driving a litre-class touring motorcycle or a middle-class or larger supersport motorcycle. http…
Now Moto News 伝、MotoE、2019年から MotoGP との併催で行なわれていた 電動バイクレース。2023年から ワンメイク車両として、エネルジカに代わって、名乗りを挙げた ドゥカティ のレース用車両。MotoGP で実績のある多くの部品や構成&配置を継承している…
イベント『セミナー』に参加した、ヤマハ MT-25 に乗る人から、「タイヤサイズの変更を考えているけど」という質問に応えて、“車体バランス” を基本にして、前後の車高バランスなどを一緒に考えてみた リポートを掲載しました。 https://gra-npo.org/publici…
オートバイがシューズだとすれば、タイヤはソールで、サスペンションのスプリングはシューズサイズです。しかし、殆どが大きな人に合せたサイズなので、決して良い状態ではありません。思い通りに、安全に、楽しく走る為に、スプリング(レート)を合せる必…
2022年 9月3日(土)開催した、『 オートバイ、なんでも “セミナー” 』の報告をします。今回は、ちょっとした話の流れから、本当は多くの人が悩んでいる「安定限界トレール量」についての話で進みました。 https://gra-npo.org/schedule/M%20&%20S_seminar/s…
「 車高 」は、オートバイの操縦安定性能を左右する大切な要素で、正しい知識で適切な調整が行なわれるべきです。しかし、正しく認識されていない為、足つき性向上の為としてなど、危険で誤った調整が横行しています。 ここでは、最適なフロント車高の調整方…
8月6日(土)、“燃費も良くなる” 整備やセッティング をテーマに、『 オートバイ “なんでも” セミナー 』を開催します。 燃料代高騰により、“燃費” への関心が高くなっていますが、意外にも、オートバイの整体(整備)など適切な整備やセッティングを行なう…
開催イベント “クリニック” の「整備・セッティング編」案内ページを、もっと内容が伝わるように一新しました。 https://gra-npo.org/schedule/clinic/clinic_2.htm 一新した目的は、もっと整備やセッティング知識を高めて実践したいという人の要望に応える…
2022年7月2日(土)の『 GRAの オートバイ・なんでも “セミナー” 』は、「タイヤの特性とオートバイ」を基本テーマに、参加した方の 提案や質問を織り交ぜて進めていきますので、どうぞ、一緒に勉強しましょう。 タイヤは、オートバイに路面と接する唯一の部…
『 日本特有の「キャスター」 』 現在、日本の二輪業界では「キャスター」という言葉がよく使われてますがが、実際のオートバイには「キャスター」らしき部品はありません。 また、専門誌のライターでさえ、「キャスター」という言葉で角度を表現させていま…
『 理解が不足している、トレール量 』 「トレール」と聞くと、下の様な画像を思い浮かべて、理解している様な気持ちになっている人は多い。「 なぜ直進安定性に関係があるの?」と尋ねても、正しく説明できる人は多くありません。 『 トレール量の真の価値 …
桜の花満開の3月、受診する人の悩みや要望を受け留める『 オートバイとライダーのための “クリニック” 』を開催しました。 今回は、乗りやすく操縦性を良くする為に、フォークスプリングを交換した人の要望に応えて、“前後の車高バランス調整” に始まり、以…
フロントの車高調整の大切さを分かりやすく解説するコラムの作成を進めている最中で、オートバイの特性をうまく説明出来ない事を見つけてしまった。それは「セルフステア」と呼ばれている、車体をバンク(傾斜)させると自動的にハンドルがバンクさせた側へ…
※ この「感想文」は、開催イベント『オートバイとライダーのための “クリニック”』 を受診した方の、GRA 公式Webサイトに掲載した感想文を転載しています。 コース図 や詳しい内容は、下記の URL か 画像 をクリックすると確認できます。 https://gra-npo.or…
オートバイには、みなさんもご存知の通り、前後 2本のタイヤで走ります。四輪車の半分の数のタイヤで、しかも四輪車よりもずっと細いタイヤと小さな接地面積で、四輪車と同じ様に、高速道路も走ってカーブも曲がる訳ですから、オートバイにとって、タイヤの…
フロントの車高調整は、 タイヤ、リアのプリロード調整、そしてリアの車高の次に行なう最も基本的な調整項目だ。 雑誌やネット記事でよく目にする、「ダンパー(通称:ショック)は〇〇で、」とか、「このバイクのイニシャルはこうで」とかの記事しか目にし…
3月27日開催、『オートバイとライダーのための “クリニック” 』で利用したチェック用コースを掲載しましたので紹介します。今回の “ クリニック ” には、フロントサスペンションのスプリングを 約 2割ほどスプリングレートが低い仕様に変更して、その変化の…
・ ・先に書いた記事(第2編)が分かり難いという指摘を受けた。 実際、改めて読み直してみると、やっぱり、分かり難かったので、 追加で説明したい。 『 オートバイの “芯” の硬さ 』 では、多くの人は鉛筆を選ぶ時、シャープペンシルの芯の選択と同様に、…
NPO法人GRAでは、オートバイを題材に様々な動画を編集制作して、主に Youtube を通じて広く公開をしています。 そして、動画の内容に合わせて、4つのチャンネル(アカウント)でアップロードしていますので、その4つのチャンネルを紹介します。 最も多くの動…
2022年に掲げた活動のテーマ・「真剣に 深く 楽しめ」を分かりやすく展開する為に、“バイク” 用のイメージ画像を作成しました。オートバイの整備と言えば、洗車やオイル交換、タイヤ交換やエア圧調整、チェーン調整などが一般的で、それを実践すればぼぼベス…
GSX-R1000R に乗っている方から、サスペンションのセッティングの進め方について質問がありました。そこで、ご質問のあった事柄について回答をして、その後でサスペンションセッティングの基本的な考え方を説明して、その基本から導き出されるセッティングの…
Q&A『 Ninja 1000のセッティングについて 』(新車を買った彼女)の ページ2 と ページ3 を追加掲載しました。 https://gra-npo.org/lecture/bike/Q&A/Ninja1000_setting/ninja1000_2.html リアのプリロード調整と、前後車高バランスの確認について回答をし…
『 車高バランスが左右する旋回(コーナリング) 』 オートバイにとって、前後のタイヤが一緒に旋回を始める事がとても大切です。しかし、多くのライダーは、自然にそうなっていると勝手に思い込み、前後のタイヤの旋回の “ ズレ ” の存在を知らず、意識もし…
『 前後の車高バランスとは 』 オートバイのセッティング(調整)と言うと、プリロードやダンパー(減衰力)の調整などに関心が偏っていますが、それらと同じ様に動的な車両バランスを整えないと、個々の部品の性能は正しく発揮できない事は広く知られていま…
『 誤解の多い、ダンパー調整 』 最近では、市販オートバイの多くで、ダンパー(減衰力)調整ダイヤルがついた前後サスペンションが最初から装備されていて、ダンパーの調整に関心を持っている人も増えています。 それに合わせて、「 〇〇〇(車名)の リア…
『 間違ったリアの車高調整 』 オートバイの専門誌やWebサイトでは、「 リアの車高を高く設定して、機敏な運動性能を狙ったセッティングがしてある 」とか、「 リアの車高を低く調整して、足つき性能を向上させている 」などと書かれているのをよく目にする…