GRA 公式ブログ

NPO法人GRA ( https://gra-npo.org ),オートバイにいつまでも楽しく安全に乗れる環境作りと    人材育成を目標にしている NPO法人:GRAのブログです

『 GRAの セッティング講習 』 開催します !

『 オートバイのセッティング講習 』を開催します。
貴重な機会になると思いますので、この機会の利用を検討してください。

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タイヤのエア圧の最適値への調整&実走確認に始まり、サスペンションの各調整機構から、ドライブチェーンの最適調整、フロントフォークの整列など、整備とセッティングを基本から講習して実際に走行して確認ができるイベントです。

整備の基本の勉強や、公道では不可能なセッティング変更による変化確認など、安全な専用確認用コースを利用した実践的な講習イベントです。
 

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基本の講習カリキュラム以外に、参加した人の希望に応じて、ボルトの締め付けトルクによる運動特性の違いや、前後車高バランスによる運動特性の変化など、可能な範囲で講習と指導も行ないます。

※ 無料で 見学と聴講が可能な 「 見学参加 」も歓迎です。


※ 【 GRAのセッティング講習 】の開催日や開催会場など、詳しい案内は下記 GRA公式サイトページをご覧ください。
http://gra-npo.org/schedule/setting/setting_top.html

 

9/10開催 『GRAのライディング講習』 参加者感想文です

公式Webサイトより抜粋文章です
http://gra-npo.org/publicity/impress/2017/20170910_imp.html


「 いつも、学ぶこと、目新しく・・ 」  ( Y さん寄稿・感想文)


最初は、一度サークルを一周して
それから、90度で、抜けて行く
135度も、同じようにしました。

実際のサークルが、書いてある方では、ある程度イメージできましたが、
パイロンだけに、なった時に、サークルまた、クロソイド的ラインイメージするのが、難しかったように思います。

いつも、学ぶこと、目新しく感じておりますが、
逆に、上手くいかないことも感じております。

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「 ベストライン正確に入る難しさ・・ 」  ( Nさん寄稿・感想文)


講習内容はサークル理論なのでどうしても前回の内容に似て来てしまうのですが、それでも角度の違いで進入ラインと脱出ラインの考え方や4箇所連続で90度を繰り返して1周するようなコースや135度の二等辺三角形状のコースなど、ベストラインが一本しかないのでベストライン正確に入る難しさがよくわかりました。
  

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※ 以上の感想文の全文は 以下の 公式Webサイトページでご覧ください
http://gra-npo.org/publicity/impress/2017/20170910_imp.html

あなたの「要望」で、“ 特別イベント ” を開催します

2017年 10月 9日(祝日)に、特別なイベントを開催する事になりました。
それは、参加を希望する人の「 要望 」や 「 提案 」に合わせて企画を行なうイベントです。
   
届いた「要望」や「提案」と“ 熱意 ”によって内容を企画するイベントですから、他で開催されているオートバイイベントでは不可能な事でも、あなた次第で実現可能になります。

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「 コースを走り込む練習をメインに! 」とか「 正しいセッティングのやり方を実地で知りたい! 」、「 一人で気軽に走りたい 」という「要望」も歓迎です。
また、「 いつもの仲間だけの貸切で、オーダーした練習メニューで練習がしたい !」という「 要望 」にも対応します。
   
どうぞ、10月 9日開催 “特別イベント”で、日頃思っている “オートバイでしたい事”や“ オートバイで知りたい事 ”を叶えてみませんか。
  
詳しくは、下記 GRA公式ブログサイト(企画ノート)で ご覧ください。
http://gra-kikaku.hatenablog.com/entry/2017/08/11/001433
  
  
 

【動画】 “サークル練習” の ススメ <その1> です

先日(7/23)開催のイベント『GRAのライディング講習』で収録した映像を元に、オートバイの基本中の基本、“サークル”旋回の練習を紹介する動画を編集しました。

今回の動画は <その1>で、第2 & 第3編まで作製して公開し、日本中の多くのライダーの参考になりたいと考えています。
  

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★ 今回の収録では、どういう訳か「風ノイズ」が多く入ってしまいました。

★ そこで、それらの音源の代わりに、初めて音楽をBGMとして作製しました。評価はどうでしょうか?

★ 今回の<その1> および <その2>は、7/23 ライディング講習会・リポートにも掲載の予定です。
 
 

“サークル旋回” 講習、参加者からの 「感想文」 です

7月23日開催、オートバイライディングの基本中の基本:“ サークル旋回 ” の実践講習を行なった『GRAのライディング講習』に参加した方々からの「感想文」が届きました。

日本では他に例の無い講習内容でしたが、興味深い成果と内容の「感想文」になっています。

どうぞ、公式Webサイトでご覧ください。

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【公式Webサイト・7/23 感想文ページ】
http://gra-npo.org/publicity/impress/2017/20170723_imp.html

 
以下、感想文の一部を抜粋して紹介します。

○ N さんの感想文より

「練習としてしたことは8mの円周を可能な限り高い一定速度を保ってバンク角を深く保ったままで一周半して脱出する。
ただこれだけの事ですが右回りと左回りブレーキの有り無しで差が出たりするので自分自身で何がおかしいのか分かりやすく、その上で走っている様子を客観的に見てもらえアドバイスをもらえるのでいかにバイクと対話しながら走っているつもりでこちらから無理を押し付けているのかがよくわかりました。」

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○ Yさんの感想文より

「日頃のライディングで、意識してなかったことばかりでした。
また、サークル・クロソイド的ラインを考えて走る練習の内容は、単純ですが、 単純でも、きちんとできる訳では、ありません。
できだけ、シンプルに、ライディングを分解?分析?しているのが、この。GRA の特徴かなと思いました。」

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『 サークル理論 』 と 「 コインの法則 」(その1)

・・ 基本講座『サークル理論』の 第3編です
       詳しくは、公式Webサイト でご覧ください
http://gra-npo.org/lecture/ride/circle/circle_1.html


『 オートバイはコインと同じ 』

オートバイに乗って感じる魅力は、意のままに走ってくれる感覚です。
少しバンクさせるだけで、オートバイ自身が意志ある物のように路面にラインを描きながら走っていく感覚は、四輪車では決して味わう事は出来ない魅力です。

そんなオートバイと同じような動きをする物を、他でも見た事は必ずあるでしょう。
そう! 転がるコイン(硬貨)はオートバイの動きと基本法則は一緒なのです。

この自然な動きの法則が「コインの法則」です。

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『 二枚のコインに乗っているように 』

傾き転がるコイン(硬貨)が、転がる速度が下がるのに合わせて、徐々に回転半径が小さくなる曲線を描くのは、運動力学の法則による自然な結果ですし、これが「コインの法則」です。

バンクさせて走るオートバイの場合も、前後のタイヤを二枚のコインと考える事が出来るので、基本的に同じく「コインの法則」に従ったライン(曲線)を描くのです。

バンクさせて速度を下げていけば、徐々に回転半径が小さくなるライン(曲線)を描くという運動の法則「コインの法則」の理解こそがライディングの基本ですし大切な事なのです。

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『 サークル理論が導く“コインの法則” 』

では、この「コインの法則」が描くライン(曲線)を『サークル理論』で考えてみましょう。

「惑星運動の法則」の項目で説明したように、オートバイはバンクさせた角度と走行速度によって一定の大きさ(回転半径)の円周軌道を走行する特性があります。

では、コーナーへの進入時のように、バンク角は一定のままで、走行速度が徐々に落ちていく場合はどうなるでしょうか。
低下する速度に合わせて、惑星運動の円周軌道が小さくなっていきますので、走行ラインをつなぎ合わせると、回転半径が連続して小さくなっていくライン(曲線)“ クロソイド的ライン ”となるのです。

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『 オートバイを理解した走りの大切さ 』

ここまで、オートバイの基本的特性の法則『サークル理論』で、「惑星運動の法則」と「コインの法則」を解説しました。
その結果から、オートバイでコーナーへ進入する場合には、“ クロソイド的ライン ”という、速度の低下と共に回転半径(曲率)が変化する走行ラインがオートバイにとって一番自然なラインという事が導き出されます。

では、実際のライディングではどうでしょうか?

「 クロソイド的ラインなんて意識しないでも、普通に走れているよ」とか、
「 オートバイは操るものだから、オートバイ任せには走れない」などと、
ライダーによって捉え方は色々あるでしょうし、それで楽しく安全に走れている事が一番大切でしょう。

ただ、必ずいつでも、オートバイはその基本的特性によって走行しようとしています。
オートバイで走る時に、『サークル理論』から導き出される“クロソイド的ライン”の事を意識していれば、もっとオートバイの事が理解できる機会が必ずあります。
 
そんな理解を通じて、是非、いつまでも楽しく安全なオートバイライフを送って欲しいと願っています。
続いて次編では、実際の走行で「コインの法則」通りになっているか、映像を交えて解説をします。