世界の新型コロナウイルス感染、国別・日別新規感染者数一覧 #COVID-19（10月28日現在）

世界全体で新規感染者数が増加を始めて3週間余り、それまでは合計で30万人以下に留まり続けていましたが、現在では50万人を超えていきそうな勢いです。

その拡大の主な原因は、フランスやスペイン、米国などではなく、西欧から東欧・ロシア、バルカン諸国にかけて一帯での感染拡大です。
そして、その感染拡大の最も大きな被害を受けている国が、ベルギーやチェコ、スロバキなどの諸国で、その深刻度合いは 3～4月のイタリアやスペインの 10倍以上になっています。

既に報道されている通り、フランスやドイツなどでは本格的なロックダウン対応へと舵を切っており、3～4月期以上に感染が深刻な事から考えて、当時のロックダウン期間を大幅に超える予想さえあります。
ただ、各国政府が恐れるのは経済打撃だけでなく、国民の生活不満や困窮から生まれる政情不安を恐れる為、クリスマスまでにロックダウンを解除する事を目指し、3～4月期よりも強力な措置に出る可能性もあります。

一方、西欧から東欧・ロシアまで一帯の経済不振が長引けば、世界的な経済にも大きな打撃となり、その影響は世界の経済弱小国に強く表れるでしょう。
その為、世界各国の国民はパンデミック対策で様々な行動規制を課された上、今回の経済打撃によって失業など生活困窮が重なる事によって、現在でも各地でも発生しているデモ行動が更に頻発する事が懸念されます。

感染拡大が深刻な国々を支援して、世界経済の回復を期待するならば、日本を始め韓国など被害を低く抑えられている国々が協力して、積極的な支援活動を行なうべきと考えられます。
そして、その支援活動こそオリンピック開催ホスト国として期待されている事の一部だと思います。