世界全体で新規感染者数は、抑制され安定していた7~9月当時と較べると、一週間あたり倍の感染者数が報告されるなど大幅な感染になり、その拡大の勢いに衰えは見えていません。
その拡大の主な原因は、フランスやスペインを始めとする西欧から東欧・ロシア、そしてバルカン半島諸国までの一帯の他、大統領選で人々の外出行動が目立った米国での感染拡大が大きな原因になっています。
3~4月期の “第一波” と較べると、今回の “第二波” は感染者数の多さと期間共に遥かに大きく、医療機関に “第一波” で対処ノウハウが定着しているとしても、現在、大きな負担が掛かり続けている事は否めません。特に心配されるのは、メディアで報道されない国々で、報道される国々と同等かそれ以上に深刻な感染密度の国々です。
例を挙げると、チェコを始めとしてスロバキアやポーランド、オーストリアやルーマニア、アルメニア等の東欧や東欧寄りの国々で、特に深刻な国はリヒテンシュタイン、アンドルア公国、モンテネグロなどの国々です。
世界が同時に感染に見舞われるパンデミックですから、多くの国は支援する余裕は少ないでしょうが、それらの報道されない国々での現状に心を向けておきたいものです。
そして、世界的な祭典を企画開催するならば、医療水準が高くてワクチン購入資金に恵まれた国々だけに目を向ける事が無い様にしたいものです。
出典 : OCHA
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