GRA 公式ブログ

NPO法人GRA ( https://gra-npo.org ),オートバイにいつまでも楽しく安全に乗れる環境作りと    人材育成を目標にしている NPO法人:GRAのブログです

新型コロナウイルス、都道府県別、週間対比・感染被害一覧表 (7月9日現在)

     
新型コロナウイルスによって受ける影響は、都道府県によって人口や感染密度が異なる為、単純に感染した人の人数を比較してみても実感とは異なります。そこで、都道府県別に、新型コロナウイルス禍に 新たに感染した人の人数 と 前週と比較した増加率、そして 都道府県の人口あたりの増加した感染者数割合などを一覧表にまとめています。特に 被害と影響が悪い箇所は黄色で欄を塗り、良い結果を出している箇所は薄いピンク色で欄を塗って識別しています。都道府県別の感染被害を人口対比や週間対比で示した一覧表を見れば、政府が進めている 緊急事態宣言やまん延防止対象の都道府県であるか否かだけでなく、各都道府県別に様々な被害状況がある事や、医療機関などが直面している状況、そして 都道府県によって亡くなる方の割合などが大きく異なる事が見えてきて、単に メディアが報道する新規感染者数だけでは正確に把握出来ない事が分かります。

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『 感染密度 』

【 感染密度 】とは、人口あたりの新規感染者数を示しています。各都道府県によって人口は大きく異なりますので、単に新規感染者だけを比較して被害レベルとしてメディアが扱う事は誤解を与えます。人口あたりの新規感染者数を較べる事で、ようやく、その地で住む人々の危険レベルが比較できる上に、それに対応した対策を施す事が可能になります。
この【 感染密度 】を比較すれば、沖縄県が突出して高い値を示して、最も被害を懸念すべき都道府県だという事がはっきりします。次に懸念すべき都道府県は 東京都ですが、それに続くのは、意外にも山梨県福井県である事もはっきりと示しています。特に、福井県では重症者の増加率が飛び抜けて高く、原因は不明ですが、医療機関と担当者の緊迫度が偲ばれます。


『 東京都と周辺三県 』

都道府県別の状況を確認すれば、現在の感染中心地は 東京都と周辺三県に移っている事をはっきりと確認できます。沖縄県でも多少深刻な数字を示していますが、これは沖縄県での “第4波” が収束しつつある過程ですから、注目すべきは 関東の一都三県です。
そして、今後、一層注目すべき事は、関東一都三県で発生している “第5波” を他地域へと伝播させない事であり、各数値に注目して、一都三県以外の 感染が抑制された府県で “第5波” を起こさせない事です。その為の有効な対策の一つは、地域全体での 下水PCR検査 や “ ゲノム検査 ” による 変異株感染率の日々の確認と報道です。
その理由は感染被害のレベルを単に「新規感染者数」で示す不正確な表現ではないからです。下水PCR検査で 潜在的感染者の存在や “変異株” の感染率を示す事と、心を込めた分かりやすい説明や説得によって、人々の意識を積極的な協力へと向ける事ではないでしょう。


出典 : 厚生労働省
#COVID19



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全日本 新型コロナウイルス 治療中および重症患者数など、一週間毎の増加数動向 (7月9日現在)

   
『 関東の一都三県だけで “第5波” 』

東京都の数字だけに注目して遠い他府県に注目しないメディアの悪癖は、今の時期、新型コロナウイルス感染の状況を示すには最適な報道を生んでいます。日本での感染の “第5波” は東京都と隣接する三県だけで始まっています。

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このグラフの青色線は、全国の新規感染者数が増減した数を一週間毎にプロットしたもので、直近の新規感染者数(青色線)の増減だけを見るとグラフは横ばいから増加へと転じました。そして、青色線より常に先行して増加を示すのが治療中の人々の人数の増減動向を示す赤色線です。“第3波” や “第4波” での青色線と赤色線の関係を見れば、“第5波” は 4週間前から始まっていた事も判ります。

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『 “第5波” への対策 』

この “第5波” への対策としては、既に講じられている東京都などに対しての緊急事態宣言ですが、圏内の人々の行動規制に繋がる飲食店などへの要請による効果には限度がある事が “第4波” までの結果が示しています。
更に一段上の対策を講じるとすれば、圏内を “バブル化” する事だと思われます。この “バブル化” とは、国際スポーツ競技大会でも採用されている方法で、感染の可能性のある人を “バブル” の中で過ごしてもらって、それ以外の人々への感染伝播を防ぐ方法です。つまり、関東の一都三県を “バブル” に包み込み、他府県への感染伝播を極力抑える対策を採る事です。
その意味で、一都三県以外で東京五輪の会場が設定されている、北海道や福島県にある五輪競技会場を 無観客 にした事は、観客として地域を超えた人々の移動を抑え、感染中心地域から他地域への感染伝播を抑制する事です。その意味で、残されている宮城県の判断が注目されます。



『 さらなる対策 』

とは言え、関東一都三県以外の地域でも 新型コロナウイルスの変異型・“デルタ株” は確認されているから、その従来よりも強力になったと言われる感染力による感染拡大を防ぐ対策は必須です。
その為には、やはり、下水PCR検査と ゲノム解析を全国的に行なう事です。 下水PCR検査であれば、感染者本人の自覚症状や濃厚接触者などを対象に行なうよりも、自覚症状を発症する以前の感染者の有無を地域限定で確認が可能で、定量的検査を継続する事により、その地域内での予測される感染者数さえも推測できる事になります。
更に、PCR検査で検出された ウイルス を、そのまま ゲノム解析する事によって “デルタ株” など変異型の検出でき、変異型が占める割合の推測にも繋がるでしょう。
そんな 検査対象地域を設定するのは、主要都市の特定の住宅地域などを選び、全国で統一したスケジュールと検査手続きで検査と解析結果を集計すれば、現在より容易に適切な感染対策を行なえるのです。



出典 : 厚生労働省

#COVID19
#デルタ株


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アンケート・クイズ 「 リアは沈むか? 」

 

【 アンケート・クイズ の願い 】

オートバイに関して、実はとても重要な事であっても、一方的な誤解や考え違いによって、意外と正しく理解されていない事は多くあります。 簡単なクイズ形式で、思い込みを打ち破り、いつまでも、楽しく、安全なオートバイライフを過ごすヒントになる事を願っています。

 

【 お題は、リアは沈むか? 】

一般的なオートバイは、リアサスペンションの動作により、サイドスタンドでの駐車状態よりも、スタンド類を使わずタイヤを接地させたまま、直立させた時はリアの車高が下がります。(地面は水平な舗装路面とします)

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そして、直立させたオートバイにライダーが跨れば、リアサスペンションが動作して、リアの車高は下がります。更に、リアシート(タンデムシート)に人が跨れば跨るほどに、リアサスペンションが許す限り、リアの車高が下がる事は良く知られています。


では、ここで質問です
 

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【 リアは沈むか? 】 アンケート・クイズ  ページ



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新型コロナウイルス、国別・人口あたり新規感染者数(7月7日現在) / List of COVID-19 cases per population by country, as of July 7

      
世界各国の感染状況は、人口あたりの新規感染者数【感染密度】で比較しなければ、その被害の深刻さの判断は出来ません。【感染密度】は、人口1億人あたり日別・新規感染者数を一覧表で示し、深刻度が高くなっている程に欄を濃い色で塗り分けています。

New infection case per popuration by country and day


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【 各国の状況 】

上記で述べた様に、英国やロシア、イスラエルインドネシアでは2週間ほど前から “デルタ株” による感染拡大が発生していましたが、近隣の国々に感染が広がっている様子がはっきりと見えます。

例えば、アイルランドは、急な感染拡大をしている英国の影響を受けずに抑制していましたが、この1週間で明らかな感染拡大を始めています。また、ドーバー海峡をはさんだ隣国のフランスやドイツは抑制を続けていますが、ポルトガルやスペインでははっきりとした感染拡大を示し始めました。
フランスやドイツへの感染拡大の波が伝わっていないのは、英国のEU離脱や各国の行動規制が良い影響を与えているからだと思いますが、いづれ EU各国でも “デルタ株” による感染拡大の波は伝播するのは確実です。その傾向がはっきりと表れているのは、人口 60万人ほどの小国・ルクセンブルクで感染拡大を示している事からも明らかです。同国は、昨年の感染拡大の際も、EU各国の中で最も早く感染拡大の波が表われた国で、今回も隣国のベルギーと共に EU圏内での感染拡大の先頭となっていくと思われます。

また、それ以外の地域で懸念すべきは アフリカ諸国です。アフリカ諸国は、EU各国や米国などが急激な感染の波に襲われていた時でも、報道で取り上げられる事はあるものの、感染のレベルはさほど高くなかったのですが、今回の感染の波は過去とは異なっています。それは、ナミビア南アフリカなどの南アフリカ地域での深刻な感染を記録している他に、以前は感染被害は少なかった北アフリカチュニジアが深刻な感染に見舞われている事から危惧されます。

更に、アジア圏では、報道では殆ど注目されていませんが、モンゴルの感染状況が最も深刻になっており、日本を始めとする各国の医療資機材提供などの医療支援が必要だと推察されます。同様に、アジア圏ではマレーシア、オセアニア圏では フィジーが深刻な状況に陥っており、今後の被害の推移が非常に心配されます。
そして、深刻な状況が続いている南米各国では、特にアルゼンチンとコロンビアが、中米ではキューバでの深刻な状況が続いている事に世界各国のメディアは注目すべきでしょう。


なお、情報出典元の OCHA とは「国際連合人道問題調査事務所」の事です

Source:#OCHA ( https://www.unocha.org/
#COVID19


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世界の新型コロナウイルス禍、国別・日別 新規感染者数一覧(7月7日現在)/ COVID-19 new cases by country and day, As of July 7th

  
【 デルタ株で、世界は着実に感染拡大 】

全世界での感染動向を確認するには、メディアの偏った報道の様に、人口が多くて注目されやすい国の状況だけを注目しては正確に把握できません。特に、新規感染者数に注目する際は、人口13億人のインドとそれ以外の国々の状況を分けて見る必要があります。

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グラフの青色線は全世界での新規感染者数の動向を示しており、感染者数の減少傾向が停滞した後に増加へ移った事を示していますが、インド以外の全世界での新規感染者数の動向を示す緑色線を見れば、インド以外の全世界では 1ヶ月以上前から着実に感染者数が増加している事をはっきりと示しています。
この新規感染者数増加の原因は、英国やロシア、インドネシアやマレーシアなどでの急激な感染拡大の原因にもなっている、インドで確認された変異株 “デルタ株” の感染が全世界に広がっているためだと言えます。
この“デルタ株” は、従来の変異株よりも感染力が強力である事が報告されていて、既に世界90ヶ国以上の国で感染が確認されているので、今後は全世界で急激に感染拡大が起きる高い可能性があります。


【 各国の状況 】

上記で述べた様に、英国やロシア、イスラエルインドネシアでは2週間ほど前から “デルタ株” による感染拡大が発生していましたが、近隣の国々に感染が広がっている様子がはっきりと見えます。

New infection case transition table by country and day

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例えば、アイルランドは、急な感染拡大をしている英国の影響を受けずに抑制していましたが、この1週間で明らかな感染拡大を始めています。また、ドーバー海峡をはさんだ隣国のフランスやドイツは抑制を続けていますが、ポルトガルやスペインでははっきりとした感染拡大を示し始めました。
フランスやドイツへの感染拡大の波が伝わっていないのは、英国のEU離脱や各国の行動規制が良い影響を与えているからだと思いますが、いづれ EU各国でも “デルタ株” による感染拡大の波は伝播するのは確実です。その傾向がはっきりと表れているのは、人口 60万人ほどの小国・ルクセンブルクで感染拡大を示している事からも明らかです。同国は、昨年の感染拡大の際も、EU各国の中で最も早く感染拡大の波が表われた国で、今回も隣国のベルギーと共に EU圏内での感染拡大の先頭となっていくと思われます。

また、それ以外の地域で懸念すべきは アフリカ諸国です。アフリカ諸国は、EU各国や米国などが急激な感染の波に襲われていた時でも、報道で取り上げられる事はあるものの、感染のレベルはさほど高くなかったのですが、今回の感染の波は過去とは異なっています。それは、ナミビア南アフリカなどの南アフリカ地域での深刻な感染を記録している他に、以前は感染被害は少なかった北アフリカチュニジアが深刻な感染に見舞われている事から危惧されます。

更に、アジア圏では、報道では殆ど注目されていませんが、モンゴルの感染状況が最も深刻になっており、日本を始めとする各国の医療資機材提供などの医療支援が必要だと推察されます。同様に、アジア圏ではマレーシア、オセアニア圏では フィジーが深刻な状況に陥っており、今後の被害の推移が非常に心配されます。
そして、深刻な状況が続いている南米各国では、特にアルゼンチンとコロンビアが、中米ではキューバでの深刻な状況が続いている事に世界各国のメディアは注目すべきでしょう。


なお、情報出典元の OCHA とは「国際連合人道問題調査事務所」の事です

Source:#OCHA ( https://www.unocha.org/
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7月11日開催『クリニック』 受診予約の紹介です

       
来る 7月11日(日)、オートバイに関する悩みの解消や知識や技術の習得を支援する『 オートバイとライダーのための、クリニック 』を久し振りに開催します。
       
世界的な感染症と行動規制の影響により、8ヶ月ぶりの開催になりますが、「オートバイをもっと上手に走らせたい人」や「オートバイに少し不安を感じる人」、「専門的な事を直接見たり聞いたりしたい人」は、ぜひ来院してください。 事前予約していない人でも、当日に[ 緊急外来受付 ]で受診受付可能です。
   

★ 参考までに、次回のクリニックを予約された方々の『要望』の一部を以下の通り
  紹介します。

 「トレール量(フロントフォークの位置)と旋回性の関係を体感したい」
 「リアの車高の確認をしたい」
 「オートバイの構造を理解して安全な運転を続けていきたい」

 

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【 オートバイとライダーのための クリニック 】 詳しくは以下の案内サイトで

https://gra-npo.org/schedule/clinic/clinic_top.htm




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新型コロナウイルス、都道府県別、週間対比・感染被害一覧表 (7月2日現在)

     
新型コロナウイルスによって受ける影響は、都道府県によって人口や感染密度が異なる為、単純に感染した人の人数を比較してみても実感とは異なります。そこで、都道府県別に、新型コロナウイルス禍に 新たに感染した人の人数 と 前週と比較した増加率、そして 都道府県の人口あたりの増加した感染者数割合などを一覧表にまとめています。特に 被害と影響が悪い箇所は黄色で欄を塗り、良い結果を出している箇所は薄いピンク色で欄を塗って識別しています。
都道府県別の感染被害を人口対比や週間対比で示した一覧表を見れば、政府が進めている 緊急事態宣言やまん延防止対象の都道府県であるか否かだけでなく、各都道府県別に様々な被害状況がある事や、医療機関などが直面している状況、そして 都道府県によって亡くなる方の割合などが大きく異なる事が見えてきて、単に メディアが報道する新規感染者数だけでは正確に把握出来ない事が分かります。
   

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『 感染密度 』

【 感染密度 】とは、人口あたりの新規感染者数を示しています。各都道府県によって人口は大きく異なりますので、単に新規感染者だけを比較して被害レベルとしてメディアが扱う事は誤解を与えます。人口あたりの新規感染者数を較べる事で、ようやく、その地で住む人々の危険レベルが比較できる上に、それに対応した対策を施す事が可能になります。
この【 感染密度 】を比較すれば、沖縄県が突出して高い値を示して、最も被害を懸念すべき都道府県だという事がはっきりします。次に懸念すべき都道府県は 東京都ですが、それに続くのは、意外にも山梨県福井県である事もはっきりと示しています。特に、福井県では重症者の増加率が飛び抜けて高く、原因は不明ですが、医療機関と担当者の緊迫度が偲ばれます。



『 東京都と周辺三県 』

都道府県別の状況を確認すれば、現在の感染中心地は 東京都と周辺三県に移っている事をはっきりと確認できます。大阪府兵庫県での感染被害のピークはとっくに過ぎ、次に大きな被害を受けた北海道も、最近まで感染ピークにあった沖縄県でも 重症者数や亡くなった人の人数の減少を示しており、本格的に “第5波” の感染拡大を防ぐのであれば、迷う事なく東京都を中心とした地域全体での有効な感染対策です。
有効な対策の一つは、人々の行動を規制する事であり、地域全体での 下水PCR検査 や “ ゲノム検査 ” による 変異株感染率の日々の確認と報道です。感染被害のレベルを単に「新規感染者数」で示す不正確な表現ではなく、下水PCR検査で 潜在的感染者の存在や “変異株” の感染率を示す事と、心を込めた分かりやすい説明や説得によって、人々の意識を積極的な協力へと向ける事ではないでしょう。
    
当然、世界中の 人々が集まる事によって、新たに “東京型” 変異株 の発生の懸念や、医療従事者を含めた医療資源の多くを割く事になる、五輪開催についてもその中止を改めて真摯に検討を行なうべきでしょう。
五輪開催は、この新型コロナウイルスによって親族や友人を失った人の心を癒すものではなく、心や生活が困窮状態へと追い込まれてしまった人々にとって何の助けにもならない事です。 新たな感染を防ぐ事に全力を叶向けると同時に、そんな被害を受けている人々への支援を行なう事こそ国家行政の責任だと言えるでしょう。

 
 
出典 : 厚生労働省
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