COVID-19, New Infections and Number of Infections per 100 Million People by Country and Day worldwide, As of July 13, 2022
『 世界全体での新規感染者数 / Changes in the number of new Infections worldwide 』
5週間前、6月初めに始まった、ドイツやフランスなど欧州の主要国での深刻な感染拡大に続いて、世界全体で急速な感染拡大が起きており、欧州5か国を上回る勢いで感染者数が拡大しており、早急な対応が必要です。
欧州5か国以外、世界全体での感染拡大の原因になっている地域や国々は、アジアと中南米です。特に、日本と韓国では 今年初めの最も深刻だった時期の新規感染者数に並んでいて、更に拡大が予想される中、“集団免疫” が期待できない感染密度である事も併せて、充分な注意喚起が必要です。なお、米国やカナダでは欧州各国の様な感染拡大の様子はなく、逆に中米のメキシコや南米のブラジルで明らかな感染拡大を記録しており、今後は中南米を中心に感染被害が更に広がる事が懸念されます。
感染拡大の原因は、オミクロン株の亜種「BA.4」および「BA.5」による影響と見られ、ワクチン接種の効果も充分に解明されないまま、“ ウィッズ コロナ” の掛け声の下、世界の多くの国は 観光などの経済政策へと舵を切っており、例え深刻な感染被害を受けていても、各国の行政や報道機関は以前の様に情報発信を行なわなくなっています。
その為、特に観光面での要求不満を晴らすように、多くの人々が、深刻な感染拡大が起きている観光地や国々へと、充分な配慮無く旅立っているので、今年1月の感染爆発以上の被害が世界を覆う事が予想されます。
『 新規感染者数一覧 / New Infections by Country and Day 』
『 【感染密度】国別・日別一覧 / New Infections per 100 Million People by Country and Day 』
この【 感染密度 】(人口1億人あたりの新規感染者数)を確認すれば、新規感染者数の増減レベルが一目でわかり、他の国との感染状況の比較が容易になります。また、人口あたりの新規感染者の割合によって、治療や療養で社会参加できない人の割合を推測でき、社会機能の維持レベルや経済的損失などを考察するベースにもなります。
この【 感染密度 】を見れば、5週間前から感染拡大が始まったドイツや、4週間前からのフランスなど感染拡大の勢いはやや鈍り、イタリアでの感染拡大の勢いは深刻な状況のままで、ギリシャではデータが途絶える程に深刻な状況が推察されます。しかし、欧州各国の状況よりも、日本や韓国、シンガポールの感染拡大が心配され、それ以上に、台湾やオーストラリア、ニュージーランドで高い【感染密度】が続く深刻な状況が心配されます。そして、メキシコやブラジルで感染拡大が始まっている様子や、米国やカナダでは拡大を始めていない事が見えます。
※ 情報出典元の OCHA とは「国際連合人道問題調査事務所」の事です
※ OCHA発表のデータの内、「夏季オリンピック」「冬季オリンピック」「南極大陸」「トンガ」「北朝鮮」の情報は掲載していません
Source:#OCHA ( https://www.unocha.org/ )
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