世の中には、利益の為ではなく、社会の為に尽力している方々や団体があります。
そんな活動を行なっているNPO法人を、機会がある度に紹介していきます。
みなさんにとって何等かの参考になる事を願っています。
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『 NPO法人 移住者と連帯するネットワーク(移住連) 』
NPO法人 移住者と連帯するネットワークは、日本に暮らしている移民の人、移民にルーツを持つ人々の権利や尊厳の為に、全国規模で活動している法人です。
既に多くの人はお気づきの通り、様々な分野の業界・業態で外国籍の人々が働いていて、高度に専門的な分野だけでなく、農業や工業、建築や介護など、今や生活を支える様々な分野で無くてはならない存在になっています。
その外国籍の人の人口は 2017年時点で324万人と言われ、既に日本国籍を取得している人々と合わせれば、全人口の 3% を占める程になり、年々その割合は拡大しています。
しかし、それほどまでの存在になっているにも関わらず、日本人の労働者と同等な扱いを受けないばかりか、人権や尊厳を省みない扱いを受けている例が数多くある事は、様々なメディアでも取り上げられている程です。
NPO法人 移住者と連帯するネットワークは、法制度改革や社会認識の変革を目指し、同様な目的で活動する国内の活動団体や海外のNGO組織などと連携を取りながら活動を行なっています。
『 世界の中、日本の評価 』
世界各国の 移民対応政策について、国際的機関が調査・報告している資料を紹介します。その報告書 「 MIGRANT INTEGRATION POLICY INDEX 2015 」によれば、日本の総合評価は調査した38か国の中で 27番目という低い評価を受けています。
【 資料掲載ページ 】http://www.mipex.eu/sites/default/files/downloads/pdf/MIPEX_results_infograph.pdf
特に低い評価となっている項目は、「反差別」項目が 37番目と “差別” が厳然と大きな問題になっている事、語学教育を含めた 「教育体制」 が 29番目にランクされる程に遅れている事が指摘されています。
移住して住み、仕事をしているという事に焦点が当たり易いのですが、単に様々な職務を担当しているだけでなく、日本国内での消費活動や納税などの経済にも大きな寄与をしている事を考慮すれば、例え短期間の移住であったとしても、安心して住み働ける環境を整える事は日本全体の活気を増やす事に繋がる事も忘れてはなりません。
【 NPO法人 移住者と連帯するネットワーク (移住連) 】
□ 法人案内 Webサイトページ ・・ https://migrants.jp/about.html
□ 制度・政策への提案 ・・ https://migrants.jp/advocacy.html
□ 活動ネットワーク一覧 ・・ https://migrants.jp/network.html
□ 公式Facebook ページ ・・ https://www.facebook.com/MigrantsNetwork/