二輪車と四輪車、名称からはタイヤの本数と車体の大きさ、乗車定員の違いだけの様に思われがちだけど、実際には全く違う乗り物だ。
1. 四輪車は真っ直ぐに走るのが基本で作られ、二輪車は曲がるのが基本で作られている。
2. ハードなコーナリング時、四輪車のハンドル操作は忙しく美しくないが、二輪車は優雅そのもの。
3. 四輪車はどんどん安全な乗り物に変わっていくけど、二輪車はその変化がとても少ない。
4. 四輪車は発進から変速、車線保持まで自動になっていくけど、二輪車は全てライダー任せが殆ど。
5. 四輪車のコーナリング時の限界は高いが、二輪車の限界は意外に低い。
6. 高額スポーツカーを買えば、誰でもカーブでそれらしく走らせられるが、二輪車ではそれは無理。
つまり、オートバイの動きにライダーの全てが表れるし、整備やセッティングの良否が見えてしまうから、適切に整備・セッティングされたオートバイでのライディングは美しい芸術になり得る。
そんなオートバイの楽しみ方を、これからも伝えていきたい。
代表理事 : 小林 裕之