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新型コロナウイルス、都道府県別、週間対比・感染被害一覧表 (4月23日現在)

    
新型コロナウイルスによって受ける影響は、都道府県によって人口や感染密度が異なる為、単純に感染した人の人数を比較してみても実感とは異なります。
そこで、都道府県別に、新型コロナウイルス禍に 新たに感染した人の人数 と 前週と比較した増加率、そして 都道府県の人口あたりの増加した感染者数割合などを一覧表にまとめています。特に 被害と影響が悪い箇所は黄色で欄を塗り、良い結果を出している箇所は薄いピンク色で欄を塗って識別しています。
    
都道府県別の感染被害を人口対比や週間対比で示した一覧表を見れば、色分けした欄で見れば明らかですが、昨年末までの様に東京など関東圏とか関西圏などに区切って考えるのは適していない事が明らかです。
例えば、人口当たりの新規感染者数を示す【 感染密度 】を見れば、大阪府の数値は 東京都が 1月中旬に記録した深刻な数値と同レベルが 2週連続で続き、大変に深刻な状況のままだと分かりますが、関西・大阪地区以外での感染拡大と重症者増加による深刻な状況になっている県が全国各地にある事が見えてきます。

 

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先ず、関西地区を見れば、大阪府兵庫県に続いて奈良県が2週連続で黄色と深刻で、人口あたりの感染者増加割合も同様に奈良県も高い感染増加率になっている事が明らかです。但し、奈良県自体は その深刻さへの対応を緊急事態宣言等に求めていない事が気掛かりです。人口数が 約 2倍の京都府の新感染者数は注目されて緊急事態へとなっていますが、実際には 奈良県の方が 医療体制等を考慮しても京都府以上に深刻であると推測されます。
更に、これと同じ傾向は沖縄県も同様で、奈良県以上に深刻な状況へと 2週連続で向かっている沖縄県も同様な対策は必須と思われます。
    
更に、この感染症で最も難しく、対応策のボトルネックとなっている 重症者医療体制ですが、人口あたりの 重症者数の増加度を見れば、2週連続で最も悪い値を記録している 和歌山県 の状況が大変に心配です。

同様な見方をすれば、2週連続で新規感染者数の増加レベルが高い 徳島県など、黄色に塗られた欄や 赤文字を確認するだけで、既に 全国各地で “変異株” の影響は表れていて、メディア報道においても、単に 新規感染者数の多寡だけで深刻度を図るのではなく、人口や増加度なども含めた正当な判断や対処が求められている事を忘れてはなりません。

  
  
出典 : 厚生労働省
#COVID19


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