GRA 公式ブログ

NPO法人GRA ( https://gra-npo.org ),オートバイにいつまでも楽しく安全に乗れる環境作りと    人材育成を目標にしている NPO法人:GRAのブログです

全日本 新型コロナウイルス 治療中および重症患者数など、一週間毎の増加数動向 (11月 5日現在)

 

『 新規感染者数、感染密度 共にほぼ収束状態へ 』

“第5波” が 7月から 8月にかけて猛威を振るった時と較べれば、新規感染者の人数も、治療中の患者数も、感染密度もかなり収束した状態になっています。

f:id:youkaidaimaou:20211108164500j:plain


ただし、感染して亡くなる人の人数は、最も多くの新規感染者数を記録した当時と較べると、決して収束しているとは言えない多くの人が亡くなり、多くのご家族の方々にとっての悲劇になっている事を見逃してはいけません。
そして、マスコミは注目していませんが、亡くなる人の人数と、重症者数が減る人数とがほぼ同数という状態が数週間に亘り続いている事にも注目すべきです。

 


『 直近一週間で、53人が亡くなり、重症者数が 34人減って 100人に 』

8月中旬、一週間で「新規感染者数」が 15万人を超えていた時期と較べると、この一週間では 1,421人と 1/100 以下になり、「新規感染者数」に注目し過ぎた報道や行政の視点から見れば、新型コロナウイルス禍はほぼ収束したとも言えるでしょう。
しかし、一時は 2,000人を超えた「重症者数」は、現在も 100名の人が重症ベッドで治療を受けており、最多の時期の 1/20 になった程度で収束したと考えるのは、重症者ベッドで闘っている人やご家族の心境を考えれば、適切ではないと思います。

まして、直前の一週間で 53名の人が亡くなって、9月下旬、最も多かった時期に一週間で 260名を超える人が亡くなった事と較べると、今も尚、最多時期の 1/5 程度にしか減っておりません。その上、直近の一週間で 「重症者数」が 34人少なくなっている事と併せて考えると、重症となっている人以上の人数の方が亡くなっている事に相当し、現在、重症者用ベッドに横たわる人やご家族、医療者の事を考えれば、安易に収束という言葉は使うべきではないと考えます。
    
新規感染者数が減少している程に亡くなる人は減っておらず、今も闘病している人とご家族の方々に強い孤独感を与えない配慮も必要です。
せめて、メディアは、亡くなる人の人数はさほど減っていない事と、減少した重症者数の多くは亡くなっている人である事を伝えるべきだと思います。

f:id:youkaidaimaou:20211108164533j:plain

 

出典 : 厚生労働省

#COVID19
#デルタ株


クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
ページ中の画像は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています
文章等は許可無く転載することを禁じます / Copyright GRA All Rights Reserved.

 

f:id:youkaidaimaou:20210122003048j:plain

f:id:youkaidaimaou:20210122003127j:plain



https://gra-npo.org