人口1億人あたりの新規感染者数【感染密度】で各国で比較すれば、感染被害の深刻さの違いが見えます。
西欧から東欧・ロシア、バルカン諸国にかけた一帯の国々が感染拡大の中心地域で、感染拡大が始まってから1ヶ月以上が経過して、その勢いは衰えを知らず伸び続けています。
感染の深刻度は、この【感染密度】一覧表から一目瞭然で、メディアが伝えているフランスやスペインでの感染も深刻ですが、それらの国々よりもチェコやオーストリア、スロバキア、ルクセンブルク、リトアニアなどの小国の諸国の方が深刻度が高く、医療水準や経済的余裕を含めて人々への影響が心配されます。
更には、モンテネグロ、ジョージア、北マケドニア等のバルカン半島と当方にかけての諸国でも感染の拡大が続いており、メディアが一切報道しないだけに、更に困窮状態や政情不安が心配されます。
以上の通り、現在の感染拡大地域・諸国の多くがキリスト教徒が多く、感染抑制の為にロックダウンなどの行動規制措置を採用してはいるものの、多くはクリスマス月までに留められています。
仮に、それまでの間に充分な抑制が出来なかった場合には、更に規制期間を延ばす事になり、国民の不安と不満が一層大きくなり、抗議活動や政情不安の増大も心配されます。
来年、日本に世界中の人々を招いてスポーツの祭典を行なう事の判断を含めて、11月は世界の歯車が一つ進み、人々の意識も変わる月になると思われます。
出典 : OCHA
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