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ワクチン接種率と感染密度の相関関係 (2021年2月24日現在)

     
新型コロナウイルス対策として全世界が注目しているのがワクチン接種です。
各国の研究機関と製薬メーカーが協力して、既に幾つものワクチンが各国での使用が認可され、徐々にワクチン接種が進みつつある今、人々の関心はワクチンの実効を示す有効率や獲得本数、そして接種時期に関心が移っている様に見える。

以下の表が、人口あたりの接種率を各国別に比較した表です。

 

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しかし、接種率が上位を占め続けている イスラエルUAEの【感染密度】、人口あたりの新規感染者数の割合を見るとワクチン接種の効果がさほどはっきり出ていない事が分かります。

 

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一方、ワクチンの獲得問題で EU とひと悶着を起こす程に ワクチン獲得に躍起になった英国と言えば、人口あたりの接種率は高くはないものの、最近になって【感染密度】が下がり、感染抑制の効果がはっきりと表れています。
この事から、ワクチン接種は対策として有効な策である事に変わりないものの、決して決定打となって直ぐに効果が表われるツールではない事を示している様に思われます。
   
更に、英国と同様に 抑制対策に躍起になっている EU主要国の フランス や ドイツ などでは、高性能規格・FFP2 規格のマスクを公共の場で義務化してロックダウンを行なっているにも関わらず、英国の様な抑制を果たせていない原因は、海で閉ざされていない大陸国である事と、“変異種” の影響も潜んでいる可能性もある。
こういう現状を見る限り、ワクチン接種の効果や “変異種” への有効な対策がはっきりとしていない段階で、日本が世界的の人々を多く招いて世界的なスポーツイベントを開催する事にはもっと慎重であるべきだと思われて仕方ない。

 


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