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新型コロナウイルス 国別・日別「死亡者数」と「人口あたり死者数」一覧(2022年4月20日現在)

COVID-19 Deaths and Number of Deaths per 100 Million by country and day, As of April 20, 2022

『 世界の主要地域別・死者数の推移 / COVID-19 Deaths by major region 』

世界全体の新規感染者数は減少を続け、2021年、“デルタ株” による新規感染者数のピーク値にやっと戻りました。また、世界全体の感染死亡者数は新規感染者数以上に順調に減少を続け、世界の主要国は感染防止の為の各種規制策の緩和や廃止を発表しています。


国民の不満解消や経済の回復、政権の維持を考えれば、この規制緩和の動きは止められないと思われますが、同じ様に規制廃止へと進めたとしても、今後、各国が受ける “被害” のレベルは大きく違う事も注視する必要があります。ここで言う “被害” とは、亡くなる人々と国全体に占める割合を指します。つまり、国民が国の財産であり資源であり続ける限り、人口に占める感染死亡者の人数の割合を低く抑える必要があります。その人口あたりの死者数【死亡密度】の推移を見ると、同じウイルスによる被害とは思えない程に、各国によって “被害” のレベルが大きく異なる事が、一目瞭然、はっきりと理解できます。

現在、世界で最も深刻な被害を受け続けている国はギリシャです。主要各国のメディアは殆ど採り上げていませんが、その状況を日本に例えると毎日 600人を超える人々が亡くなり続けている事になる程、数種類の治療薬が流通している事を考慮すれば、大変に深刻な状況に陥っていると推察されます。

ギリシャと同様な状況は、スロバキアやマルタ、そして韓国でも続いています。特に韓国では、大変に深刻な人数の新規感染者数と死亡者数が記録され続けている中、早々に規制緩和や廃止が発表されており、2020年の米国大統領選時に深刻な被害があった様に、大統領選のあおりを感染対策の政策が受け続けている結果の様に思われます。

また、政策の影響という意味ではニュージーランドも同様な状況です。世界で最も厳しいと思われる水際対策を2年間続け、世界で最も感染と感染死亡を防いだ国でしたが、2022年2月、年末にかけて 5段階での規制緩和を発表したにも関わらず、長期間に亘った国民の不満や他国の規制廃止政策の影響を避け切れず、朝令暮改、2月末に政策変更を発表して、段階的規制緩和期間を大幅に短縮した結果、他国では見られない程に急激な感染拡大を防げず、【死亡密度】でも世界で最も深刻な国の一つになっています。韓国と同様に、今後の行方が心配されます。

 

『 国別・日別、死亡者数一覧 / Deaths by country and Day 』





『 人口あたり死者数、国別・日別一覧 / Deaths per 100 Million People by Country and Day 』

人口が異なる国の死者数を比較して話題にする事ほど無意味な事はありません。人口あたりの死者数【死亡密度】を見れば、各国の被害状況がはっきりと理解できます。【死亡密度】の数値に合わせて欄を色分けしてあるので、深刻な状況に陥っている国や地域などがはっきりと識別できます。

 


なお、情報出典元の OCHA とは「国際連合人道問題調査事務所」の事です

Source:#OCHA  ( https://www.unocha.org/
#COVID19
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