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日本の新型コロナウイルス 感染者数と治療者数の推移、一週間毎の変化傾向 (2023年 1月 6日現在)

『 新規感染者数と治療者数 』

「新規感染者数」は、年末年始シーズン、一般の検査診療機関が減る影響が出る中、前週よりも少し減少しましたが、10週連続で世界最多の人数を記録し続けています。注目すべきは、連休明け、1月10日(火)以降に報告される「新規感染者数」です、年末年始で全国的に人々が往来する時期は、ウィルスにとっても感染機会と地域を広げる機会になる為、検査・診療体制が通常に戻る連休明けに報告される「新規感染者数」を注目すべきでしょう。
また、「治療者数」は、“第8波” 感染が始まって以来初めて、やっと減少に転じており、今後も減少が続く事が期待されます。

■ 10週連続、日本の新規感染者数は世界最多続く
■ “第8波” 始まって以来、初めて治療者数が減少


政府やメディアは、“第8波” で再び世界最多の「新規感染者数」を2ヶ月以上も記録している事と、 “第7波” 感染時よりも多くの人々が感染する恐れが高い事を適切に伝えるべきです。更に、“第8波” では、感染しても医療機関で治療を受けられていない人多く、“第7波” 当時の 1/10以下に留まっている事も懸念として伝えるべきです。
自宅療養を余儀なくされ、治療機会に恵まれない人々が “第8波” 感染被害を受けているとすれば、「重症者数」は増えず、「感染死亡者数」が増えている結果とも符合します。

 

『 重症者数 と 死亡者数 』

“第8波” 感染では、“第7波” までの状況とは大きく異なり、「新規感染者数」が急速に増える中、「重症者数」が殆ど増えず、「死亡者数」が一気に増えて過去最多になっています。仮に、感染確認した後、医療機関での適切な治療が受けられない為に、重症と診断されないままに亡くなる方が急増している結果だとすれば、政府とメディアは、この状況を広く適切に告知するべきです。その上で、この状況を生み出した要因を推定して、最も深刻な死亡者急増を防ぐ為に、速やかな対策を講じて発表と推進を行なうべきでしょう。

年末年始シーズン以降の、「新規感染者数」と「死亡者数」の行方が注目されます。“第8波” では、従来の感染拡大とは異なり、感染しても治療を受けていない人が大半を占め、重症と診断される機会も無く亡くなっている人が急増している事を発表・報道すべきです。

■ 重症者数少ないまま、死亡者数は高止まり
■ 医療を受けられず亡くなる人の対応が急務


グラフが示す通り、“第8波” での「感染死亡者数」は既に “第7波” の死者数を超えており、年始の連休明け、さらに多くの被害者数になる事が予想されます。また、世界の主要国での新規死亡者数と比較すると、最多の死亡者数を記録し続けている米国 と肩を並べており、米国が日本の倍以上の人口である事を考えれば、医療体制が整っている筈の日本での結果をもっと深刻に受け止めるべきです。

政府や行政は、緊急事態宣言等の制限を避け、“全国旅行支援” を始めとする、経済回復を目指す様々な政策を進めていますが、過去最多の被害を生み続けている事態も認識して、その上での政策である事を責任を持って明瞭に示すべきです。国民の死亡者が増える事が十二分に予測される政策にも関わらず、その政策実行の責任を明確に示さないまま行なうなら、亡くなった方と遺族の方々の無念は増すばかりでしょう。

人々の行動制限を解除しつつ経済回復を求めるならば、【下水PCR検査 】等の様に、地域別の感染状況やウィルス株の特定を行なえるシステムを積極的に導入して、地域別に適切な判断と対応が出来る体制を採るべきです。更に、【 下水PCR検査 】であれば、インフルエンザを始めとする、他のウィルスや細菌性感染症への対応に繋がる事は、国民の健康悪化を未然に抑制する効果がある事も認識すべきです。

 

出典 : 厚生労働省

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