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日本の新型コロナウイルス 感染者数と治療者数の推移、一週間毎の変化傾向 (2023年 1月 13日現在)

『 新規感染者数と治療者数 』

「新規感染者数」は、依然、高止まりが続き、11週連続で世界最多の人数を記録し続けています。年末年始シーズンでは目立った感染拡大は見られないが、有効な対策が打たれず、抑制が進まないまま、死亡など深刻な結果が続く原因となっています。この高止まりが続いている事から、一度は減少した「治療者数」が、また増加へと進んでいます。

■ 11週連続、日本の新規感染者数は世界最多続く
■ “第8波” 感染は高止まり、収束へと進まず


政府やメディアは、“第8波” で再び世界最多の「新規感染者数」を2ヶ月以上も記録している事と、 “第7波” 感染時よりも多くの人々が感染する恐れが高い事を適切に伝えるべきです。更に、“第8波” では、感染しても医療機関で治療を受けられていない人多 く、“第7波” 当時の 1/10以下に留まっている事も懸念として伝えるべきです。

自宅療養を余儀なくされ、治療機会に恵まれない人々が “第8波” 感染被害を受けているとすれば、「重症者数」は増えず、「感染死亡者数」が増えている結果とも符合します。


 

『 重症者数 と 死亡者数 』

“第8波” 感染で最も深刻な事態は、「新規感染者数」や「重症者数」ではなく、過去最多の「死亡者数」を記録し続け、世界最多レベルの死亡者数を記録し続けている事です。 接種の浸透によって、「新規感染者数」が “第7波” 以下に抑えられ、それを良い兆候の様に報じる行政やメディアがありますが、それは誤った報道です。
「新規感染者数」が減少し “治療薬” が浸透しつつあるにも関わらず、「死亡者数」が “第7波” 当時を遥かに超えており、最も深刻な事態に陥っている事を最大の懸念事項として報じるべきです。

■ 年始明けが過ぎ、世界最多レベルの死亡者数
■ 医療を受けられず亡くなる人への対応が急務


仮に、“第7波” 感染より少ない新規感染者が、医療機関での適切な治療が受けられない為に、重症と診断されず、亡くなっているという事であれば、行政や諮問を行なっている専門家は、その原因を分析して発表を行なうべきです。その上で、これ以上に多くの死亡者を生まない為に、速やかに対策を講じて発表と推進を行なうべきです。
  
また、世界の主要国での新規死亡者数と比較すると、最多の死亡者数を記録し続けている米国 と肩を並べており、米国が日本の倍以上の人口である事を考えれば、医療体制が整っている筈の日本での結果をもっと深刻に受け止めるべきです。更に米国では、対策にあたっている CDCの主導で、【 下水PCR検査 】が広く行われているので、変異株の拡大傾向などを把握している事が、急激な感染被害の拡大を抑えているとも言えるでしょう。

政府や行政は、緊急事態宣言等の制限を避け、“全国旅行支援” を始めとする、経済回復を目指す様々な政策を進めていますが、過去最多の被害を生み続けている事態も認識して、その上での政策である事を責任を持って明瞭に示すべきです。国民の死亡者が増える事が十二分に予測される政策にも関わらず、その政策実行の責任を明確に示さないまま行なうなら、亡くなった方と遺族の方々の無念は増すばかりでしょう。
人々の行動制限を解除しつつ経済回復を求めるならば、【下水PCR検査 】等の様に、地域別の感染状況やウィルス株の特定を行なえるシステムを積極的に導入して、地域別に適切な判断と対応が出来る体制を採るべきです。
更に、【 下水PCR検査 】であれば、インフルエンザを始めとする、他のウィルスや細菌性感染症への対応に繋がる事は、国民の健康悪化を未然に抑制する効果がある事も認識すべきです。

 

出典 : 厚生労働省

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