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日本の新型コロナウイルス 感染者数と治療者数の推移、一週間毎の変化傾向 (2022年 10月 7日現在)

『 新規感染者数と治療者数 』

7月以降、“第7波” 感染によって、世界最多の「新規感染者数」を記録した後、順調に減少を続けていますが、昨年・2021年夏の感染ピーク時より多く、その上「治療者数」の減少は進まず多くの人々の治療が長引いています。

■ 減らない治療者数、長引く治療、医療機関の負担


「治療者数」の減少が進まない理由の一つは、自宅療養していた人や施設利用の為に治療を受ける機会が無かった人々が、医療機関での治療を受ける機会が増えている事が考えられますが、医療機関の負担は大きく減っていない事になります。
今年 7月以降、世界で最多の「新規感染者数」と「死亡者数」を記録し続けたピーク状態は過ぎいますが、充分に減少したとは言えない段階で政府の “全国旅行支援” の開始により、感染被害が長引く事は確実に思われます。

政府・行政は、昨年・2021年夏の感染ピーク時と同等の「新規感染者数」を記録している事と、当時よりも多くの「治療を受けている人」がある実状を正しく告知して、国民の適切な理解を求めた上での “全国旅行支援” などの導入についての説明を行なう必要があります。

その上で、感染拡大の兆候を早期に把握する為にも、下水PCR検査など、感染状況をいち早く感知するシステムを構築して、感染者自身が検査を受けるより以前に有効な対策を採る事を目指すべきです。



『 重症者数 と 死亡者数 』

今年7月以降の“第7波” 感染により、世界最多を記録した「感染死者数」は減少を続けていますが、昨年の“デルタ株” 感染ピーク時と同等の「死亡者数」を記録している事を見逃してはいけません。
そして、昨年とは異なり、「重症者数」は少ないレベルに留まっているのにも関わらず、多くの「感染死者数」が記録され続けている事こそ、充分に治療を受けられずに亡くなっている人が増えている事を示唆しています。

■ 重症者数は少なく、死亡者数が多い現状は変わらず
■ 下水の PCR検査の導入で、本格的な感染対策が必要


行政やマスコミは、“第7波” によって世界最多の「死亡者数」を記録していた事を正しく知らせ、充分な治療を受けられず、重症と診断されず多くの人々が亡くなっている状況を正しく告知するべきです。その上で、今後に予想される “第8波” への対策方針と協力要請を行なう事が求められています。
充分な対策を行なうには、2020年当時より求められていた【 下水の PCR検査 】を本格的に導入して、人々の発症と検査結果を待つのではなく、全国的な感染状況を発症以前から正確に把握して、必要な対策を発症以前に採るシステムを確立しなければいけません。

 

出典 : 厚生労働省

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